47都道府県の石高ランキング

47都道府県の石高ランキング

都道府県別 お米生産量 石高ランキング

#89 石高ランキング

都道府県ランキング

都道府県別のお米の生産量、石高のランキングを作りました。都道府県の面積に対するお米の作付面積比率なども算出しています。 そのほか、東北地方がお米の生産量の多い理由や、魚沼産コシヒカリのブランドについてなどお米の雑学も併せてご紹介。

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都道府県 米生産量ランキングと石高ランキング 2014年度版

都道府県別のお米の生産量ランキングと、それを戦国時代に使われていた石高の単位に換算したランキングを合わせて紹介いたします。

石高の算出方法について

石高の定義は厳密に言うと色々とありますが、ここでは1石=150kgで算出しています。1石は人間が1年間に食べる米の量を基準に設定されたものです。

1石 = 10斗 = 100升 = 1000合 となります。
都道府県別のお米の生産量を150kgで割り戻したものを石高として表しています。

石高とお米と給料

戦国時代の大名の実力を数値化したものが石高とも言えますが、石高とはお米の取れ高なんですよね。土地の大きさや、金銭ではなく、お米の取れる量で国力を図っていたというところが面白いです。
日本でどれだけ米が重要視されていたかがうかがいしれます。

戦国時代にもお金はもちろん存在していました。なのになぜ、お米で俸給(給料みたいなもの)が払われていたのでしょうか。

これは武士に支払われる俸給はどこから来るのかを考えるとおのずと答えが浮かんできます。
この俸給は農民が支払う年貢米から賄われるわけですから、米で集めたものを米で支払うという理屈が通ります。

もうちょっと深堀していくと、武士と大名(主君)の関係は知行(簡単に言うと土地)を与えられているので、その土地で取れるお米(年貢)を俸給とした、ということになります。

都道府県別 お米生産量ランキング表と石高一覧表

47都道府県のお米の生産量のランキングです。都道府県名の横に地方区分をつけています。

No県名石高生産量作付比率
01位新潟県 (中部地方)4,128,000 (412万石)619,200 t11%
02位北海道 (北海道地方)4,017,333 (401万石)602,600 t1%
03位秋田県 (東北地方)3,482,667 (348万石)522,400 t7%
04位山形県 (東北地方)2,672,667 (267万石)400,900 t9%
05位福島県 (東北地方)2,436,000 (243万石)365,400 t4%
06位宮城県 (東北地方)2,432,000 (243万石)364,800 t9%
07位茨城県 (関東地方)2,379,333 (237万石)356,900 t11%
08位栃木県 (関東地方)2,068,667 (206万石)310,300 t9%
09位千葉県 (関東地方)2,048,667 (204万石)307,300 t11%
10位岩手県 (東北地方)1,918,667 (191万石)287,800 t3%
11位青森県 (東北地方)1,786,667 (178万石)268,000 t4%
12位富山県 (中部地方)1,438,667 (143万石)215,800 t18%
13位長野県 (中部地方)1,336,667 (133万石)200,500 t2%
14位兵庫県 (近畿地方)1,246,000 (124万石)186,900 t4%
15位熊本県 (九州地方)1,186,667 (118万石)178,000 t4%
16位福岡県 (九州地方)1,168,000 (116万石)175,200 t7%
17位滋賀県 (近畿地方)1,112,000 (111万石)166,800 t8%
18位岡山県 (中国地方)1,044,000 (104万石)156,600 t4%
19位埼玉県 (関東地方)1,030,667 (103万石)154,600 t8%
20位愛知県 (中部地方)942,000 (94万石)141,300 t5%
21位三重県 (近畿地方)924,667 (92万石)138,700 t4%
22位石川県 (中部地方)908,000 (90万石)136,200 t6%
23位福井県 (中部地方)884,000 (88万石)132,600 t6%
24位佐賀県 (九州地方)865,333 (86万石)129,800 t10%
25位広島県 (中国地方)834,667 (83万石)125,200 t2%
26位岐阜県 (中部地方)721,333 (72万石)108,200 t2%
27位山口県 (中国地方)707,333 (70万石)106,100 t3%
28位大分県 (九州地方)698,000 (69万石)104,700 t4%
29位鹿児島県 (九州地方)659,333 (65万石)98,900 t2%
30位島根県 (中国地方)600,000 (60万石)90,000 t2%
31位静岡県 (中部地方)546,667 (54万石)82,000 t2%
32位宮崎県 (九州地方)535,333 (53万石)80,300 t2%
33位群馬県 (関東地方)515,333 (51万石)77,300 t2%
34位京都府 (近畿地方)510,000 (51万石)76,500 t3%
35位愛媛県 (四国地方)474,667 (47万石)71,200 t2%
36位鳥取県 (中国地方)440,000 (44万石)66,000 t3%
37位香川県 (四国地方)426,000 (42万石)63,900 t7%
38位長崎県 (九州地方)399,333 (39万石)59,900 t3%
39位徳島県 (四国地方)362,667 (36万石)54,400 t2%
40位高知県 (四国地方)355,333 (35万石)53,300 t1%
41位奈良県 (近畿地方)304,667 (30万石)45,700 t2%
42位和歌山県 (近畿地方)229,333 (22万石)34,400 t1%
43位山梨県 (中部地方)180,667 (18万石)27,100 t1%
44位大阪府 (近畿地方)179,333 (17万石)26,900 t2%
45位神奈川県 (関東地方)101,333 (10万石)15,200 t1%
46位沖縄県 (九州地方)15,467 (1万石)2,320 t0%
47位東京都 (関東地方)4,227 (0万石)634 t0%

お米の生産量分布 都道府県地図

上記の都道府県別お米の生産量を日本地図に当てはめて、都道府県ごとに色分けをした、お米生産量日本地図を作ってみました。
色分けしてみると右上から左下にかけてのグラデーションになり、わかりやすくなりますね。

都道府県 お米生産量分布マップ

地方別お米の生産量考察

お米の生産量第一位は米どころで有名な新潟県でした。これはなんとなく予想がつく結果ですね。魚沼産コシヒカリでおなじみの新潟県。生産量とブランド力共に日本一といえる結果です。

魚沼が新潟のどこらへんにあるかをgoogleマップで見てみましょう。

思っていたより関東よりにあります。福島県ともほど近いです。

お米の生産量2位は北海道

新潟県に次いで第二位は北海道でした。ここで注目すべきは作付け比率が1%と、北海道の広大な敷地面積を物語っていますね。

北海道はお米の生産に力を入れているようでして、いろいろなブランドがあります。有名どころだと「ゆめぴりか」「きらら397」「あやひめ」などでしょうか。
北海道は超広いので、エリアごとに適したお米のブランドが生産できるので幅広いブランド米で日本一の座を狙っています。

3位~6位までは東北地方が独占

新潟県、北海道に次いで第3位は秋田県。こちらも「あきたこまち」で有名な米どころですね。次いで山形県、福島県と東北エリアが続いています。

東北地方に米どころが多い理由を調べてみました。

お米を作るうえで大事な要素が3つあります。「水」「平地」「気温」の3つです。

水は「我田引水」という言葉生まれるくらい大事なわけですね。
稲作に欠かせない水が東北地方では雪解け水という形で豊富にあり、また、東北地方には平野が多く、お米の生産地適していたため、という答えになります。

東北地方には、「秋田平野」「庄内平野」「越後平野」などの平野があります。平らな広大な土地が東北地方には多いわけです。

ちなみに東北地方の気温は冬は極寒ですが、冬にお米は作りません。逆に夏は30度を超えるほどの暑さがあるため、お米の生産に最適な気温になります。

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