初めての利益確定 個別株投資
株を買ったら値が下がる。という初心にありがちな結果を2連続で味わったので、目先を変えて株を買ってみました。
時間軸を短くして、下がった時に買って上がった時に売れば勝てるんじゃねぇかと。
そこで目を付けたのが、チャットワークを展開する「4448:クベル」の株です。
こちらの会社は2024年7月1日から社名変更してまして、旧社名は「Chatwork株式会社」です。
クベルの選定理由
チャットワークというチャットツールを仕事で使っていまして、事業内容は簡単に知っていました。
業績を見ると、現状「赤字」なんですが、売上は年々上がってきており、赤字幅も縮小しています。
黒字になったら、もう少し人気が出そうな株ですね。
業務用チャットツールは「スラック」が有名です。
スラックとの住み分けとして、中小企業などではチャットワークの利用率が高い、という特長があります。
短期売買の予定なので、あんまりこのへんは気にしてなかったりはしますが。
毎日株価見ていて、思いついた感じです。
クベルの株は安定して上下している
ちょこちょこと上げ下げしているチャートですが、購入を検討していた1週間位は400円前後で動いていました。
なので、300円台で購入して400円台で売れば利益が取れる、という作戦です。
利幅は少ないけど、今はプラスになる株取引をしてみたいという気持ちで。
作戦決行は2024年5月21日。
前場開始直後に高値をつけて、そこから値が下がっている動きです。
狙い通り395円のほぼ最安値で購入できました。
大引けには、395円に戻ってその日は±0で終了しました。
あとはこれを買値より高く売ればミッションコンプリートです。
購入後の値動き
勘の良い方はもうお察しだと思いますが、購入日以降、値を下げます。
それもまぁまぁの金額を下げてきました。
手堅い作戦を立ち上げたはずなのに、なんで買って翌日から下げ始めるんだと、嘆きましたよね。
金額に関わらず、とりあえず利益確定をしたいと臨んだ取引なのに、なんで下げるんだと。
7営業日後には戻ってきたんですが、下げ続けていた期間は結構辛かったです。
最安値時で354円を付けているので、最大で4,100円の含み損です。
値が戻ってきたので早々に利確しましたが。。
短期決戦で利益確定を味わおうと思っていた株が、ガツンと下げてきたので、なんか色々考えましたね。
クベルの株が悪いわけではないのに、なんか逆恨みするような。勝手に期待して思い通りにいかなかっただけなのに、そんな感情でした。
で、幸いなことに買値以上に株価が戻ってきたので、早々に売りますよね。
またいつ下げるかわからない株を持ち続けるメンタルではなくなっていたと。
そうすると、期待を裏切らずにどんどん値が上がっていくわけですね。
売ったら値が上がるも経験
株を売るときに、「売ったらあがるんだろうなぁ」という気持ちも当然あったんですが、もしそうなってもそれも経験だとおもって売りました。
多少はそういう覚悟して売ったわけですが、上がっていくチャートを見て、持ってもないのに下がれ!と思いました。
今回の取引の反省点
短期取引で利益を出す、という点では成功しました。
確定損益で+900円。金額的には小さなプラスですが、利確できたのでその点は良かったです。
一時、マイナス圏に入った時は絶望でしたが。
後から振り返ると、大陽線で反発していたので、もう少し持っていても良かったと思います。
ただ、買った直後(2日後)に最安値まで下がった、というメンタルだったのと、購入する株がほとんど下落するという状況だったので、多少は同情の余地ありかなぁ。
こんなことを考えるのも野暮ですが、395円で購入して、最高値の471円で売却していたとしたら、7600円の利益確定。
900円との差し引きが6,700円なので、この経験を生かして、未来への投資と考えたいと思います。
長期目線でクベルの株を見てみよう
クベルの株を上場から現在までを月足で見てみたいと思います。
上場来高値が2020年10月21日の2,624円。
上場来安値が2022年7月1日(2024年6月末時点)
最安値から少し戻して、そこから下降トレンドに入った底で買ったみたいです。
これは購入から2ヵ月弱経ってから振り返っているので、そういう目で見れるわけですが、渦中にいるときはまだ下がるかもしれん、という気持ちもあります。
現状は、日経平均も上がってきていて、ジワジワ株価が伸びています。
もし持っていたらいつ売ったらいいか悩んでそうなチャートですね。
もしも、上場来高値で買って、395円(取得価格)で売っていたとしたら約85%の下落。
買値が262,400円で、売値が39,500円 、損失が229,000円。すげぇなぁ。
IPOって怖いなぁ。
初利確のまとめ
株で一番難しいのは売り時、とよく聞くので、一度経験してみたかったわけです。
その目的は達成できたのでよかったです。
自分の現状の株式での損益と、売却時のメンタルが売買のタイミングに影響するのが良くわかりました。
冷静に考えれば、そんなものは関係なく、最適な売買タイミングを見つけることが重要になります。
買った株が下がったときよりも、すぐに売ろうと思っていた株が値下がりした時の方がショックが大きかったのは、我ながら面白い。
金額的にはUSMHの方が大きいんですけどね。
買いも売りもタイミングが非常に重要で、そこが損益に直結するポイントなので、このへんの経験値をどんどん上げていきたいと思います。