バイク王でスクーター(原付バイク)を売った体験談
バイク王で高校生の時にバイトして買ったスクーターを見積もり → 売却した時の体験談です。
私が原付の免許をとったのは高校3年生の17歳のころだったと思います。
原付の免許は1日で取得が可能で、費用もさほど掛からず取れるので夏休みに、よし原付の免許を取ろうとその3日後に免許センターに行きました。
免許を取ろうとしたその日、免許センター最寄りの駅に到着。
免許センターまでの送迎車らしきものが来ていて、何も知らずに乗り込んだら、いわゆる裏講習と呼ばれるところの車だったと。
裏校・闇校などとも呼ばれて、非合法な感じもしますが、一応合法なんじゃないかと思います。
裏講習ってのは簡単に言うと、免許取得試験の筆記試験と同じ様な問題を事前に受けられ、間違いやすいポイントなどをレクチャーしてくれます。
無論、有料なんですが、そんなことも知らずにそれを利用して、無事合格しました。
原付の免許取得問題は標識の意味や、文章問題を回答するというようなものなので、そんなに難しくありません。
こんな感じの問題。
高校生 バイトして原付を購入する ホンダのLIVE DIO
原付の免許を取ったところで、原付がなければ意味がないわけなんですが、高校生がバイトしてお金を貯めて、原付を買いに行きました。
未成年なんでね、父親に付いて来てもらって。
父親とは仲が悪いとかはないんですが、多感な頃ということもあって、普段からそんなに話をしたりしてませんでした。
ある日突然、原付を買いに行くから一緒に来てと頼んだところ、結構いい感じで付いてきてくれたのを覚えてます。
若いころ単車に乗ってたっぽいんですよ、父親が。写真で見たことがあるだけなんですけど。
原付って高校生のバイトからするとまぁまぁしますよ。16~7万円くらいだったと記憶してるんですが。
買ったのがHONDAのLIVE DIO(ライブディオ)というやつで、シルバーの車体でテールが曲線でかっこよかったのと、まぁまぁリーズナブルなクラスだったから買いました。
高校生でヤサぐれている人たちは原付じゃなくて、単車に乗りますよね。
私は今で言うマジメ系クズ的なポジションだったので、アウトローでかっこいいだろ的な志向ではなく、移動手段として便利な乗り物という位置づけでスクーターが欲しかったんです。
校則なんかではバイトもバイクも禁止なんですが、そういうのは誰も守ってないので、罪悪感もなく。
なので、マフラーを変えたり、リミッターをカットしたりというそういう道には進まず、ドノーマルなままずーっと乗っていました。
原付で秋葉原へGO!快適なスピードで
免許取って、原付ゲットしたらちょっと遠くに行きたくなるわけですよ。
当時の実家が千葉県のほうに住んでいたんですけど、そこから原付で秋葉原まで行ってみようと思いまして、国道14号線をひた走りました。
今の秋葉原は「萌え(って今も言うのだろうか)」とか、オタクな街になっていますが、その当時はバリバリの電気街だったんですよ。電気屋が集中している街。
「電気の事なら秋葉原~♪」というTVCMが流れるくらいに電気街。
そこにオーディオ買いに行ったわけです。わざわざ原付で。一人で。
原付の法定速度ってどんな道路だろうと30kmまでという決まりがあるんですが、60kmまで出せるんですよ。アクセルを捻ればだれでも出せる。
そういう状態で売られていて、道行く車も大きな道路だと60kmくらいで走っているわけです。
交通の流れってものがあるので、私もぶーんと60kmで、快適なスピードでドライブしていました。
The Power of Dreamsの名にふさわしい爽快感ですよ。
時速60kmで進むのって気持ちいいんですよね。
そんな気持ちよさを楽しみながら秋葉原に向かっていたら、サイレンの音が聞こえて、なんだ誰か捕まるのかと思っていたら、捕まるのが自分だったと。
白バイのオッサンに並走されて「そこの原付、アンタだよ」と言われて、続けて「今何Km出てる?」と聞かれて「60kmです」と普通に答えてました。
それくらい捕まると思ってなかったんですよ。
だって誰も30kmでなんて走ってなかったし。
初めて警察官に捕まるという体験をしたのがこの時でした。
スピード違反ですね。30Kmオーバーだと赤切符で一発免停らしいんですが、28kmでキップ切っといたからと優しくしてもらいました。
が、当時の私は赤キップも免停もよくわかっていなかったのでありがとうございますと、よくわからずありがたがっていました。
未成年だったので、親の生年月日と年齢を聞かれたんですが、親の誕生日も年齢も知らないんですよ。
5月生まれまではわかっているんですが、何日の何歳がわからなくて、下旬頃に生まれていることはわかるんですが、それより先がわからない。
今でも変わらず父親の誕生日があいまいです。
奥さんの誕生日もナチュラルに間違えてえらい目にあったこともあります。
思い出の詰まった原付がついに動かなくなる悲劇
高校生を経て、専門学校に行き、フリータとして数年過ごして、正社員になり、結婚して、2年目かな。
そんな思い出の詰まったバイクのエンジンがかからなくなりました。多分28歳頃です。
セルスターター押してもかからず、キックスタートを何度繰り返してもエンジンがかからない。
いいとこまで行くんですがどうしてもエンジンがかからない状態になってしまいました。
10年間頑張ってくれたので寿命かなと思い、廃車にしようと。壊れてしまったものはしょうがないと。
壊れたりと言えどもバイクですよ、原付ですよ。
思い出したんですよ。バイク王を。バイクを売るならバイク王を。
CMの通りバイクを売ってみようと。
壊れてるけど売れるのか、よくわからなかったんですが、ホームページの無料見積もりに進みました。
バイク王で原付を売る流れ ホームページから無料お試し査定へ
いくらくらいで売れるものかと相場が気になるわけですよね。
そんな時にバイク王のホームページには「無料お試し査定」という項目がありますので、それを利用してみました。
必須項目を埋めていきます。
メーカーは「ホンダ」、排気量は「~50cc」、バイクを選択は「DIO」(LIVE DIOはなかったので)、名前と電話番号を入力します。
送信ボタンを押すと、
上記のような画面になります。
【お問合せ番号】9xxxxxxxxxx
お申込みありがとうございます。
下4桁が「8190」の番号で当社買取上限金額のご連絡をお電話させていただきます。
内容を確認の上、「バイク王」スタッフよりご連絡を申し上げます。
ご連絡までに時間を要する場合がございますので、予めご了承ください。
もし時間が経ってもご連絡がない場合はお手数ですが、
【フリーダイヤル】 0120-50-8190までお問い合わせください。
AM8:30~22:00の間にお電話させていただきます。
バイク王からの折り返しの電話で諸条件を確認
翌日に、下4桁が8190 → バイク王ですね。の番号から電話が掛かってきました。
オペレーターのお姉さんに「結構古い原付なんですけど、いくらくらいが相場なんですか?」と聞いたところ、「状態が最高のもので35,000円くらいになります」と回答をいただきました。
私の原付は最高どころか壊れてるわけなんですが。
査定前に壊れていると伝えるのもアレなんですが、実際来てもらって「壊れてるじゃないか!むだ足踏ませやがって」と怒られるのも嫌なので、正直に「エンジンがかからない状態なんですが買取してもらえるんでしょうか?」と質問したところ、「状態によっては引き取り料が発生するケースもあります」との回答をもらいました。
とりあえず、引き取ってはもらえそうなので、出張買取の話に進みました。
出張査定の希望日、引き取り先の住所を伝えて、その電話は終了しました。
出張査定当日 バイク王からプロの査定士が登場
出張買取当日、バイク王の担当の方が現れます。査定のスタート!
今であれば、代理店との価格交渉などで交渉は慣れており、いろいろと無理難題をぶつけることもできるんですが、当時の私はまだまだ若くおとなしい好青年。
しかもエンジンかからないという負い目もあっておとなし~くしてました。
買取査定なんで、色々質問をされるわけです。
改造してないですかとか。100%純正ですから、そこは自信をもってしてないですよ。
ほかにも目立った傷はないかとか、実際にまたがった感じを確認されたりします。
少しでも高く買ってもらいたいわけですから、アピールポイントを伝えるわけですよ。
最近バッテリー替えたばかりなんですよ、とか、プラグもこの間買えたばかりですとか。(エンジンかからなくなったので変えてみたけどダメだった)
やっぱり相手も百戦錬磨のプロの査定士ですから、自分も知らない故障個所とかを言い当てるわけです。
アブソーバーが壊れてますね、とか、シートに傷がありますねとか、フロントカウルがひび割れてますね、とか。アブソーバーとか言われてもよくわからないけど、スプリングのあれか。
確かに段差なんかでの衝撃がストレートに感じるようになってたなぁとか、手放そうとしているその瞬間に教えてもらいましたよ。
エンジンのかからない原付バイクの査定額は-7,000円
で、エンジンかからないんですよね。当然ながら。
この査定で一番大きいのは「エンジンがかかるかどうか」
これが査定のウエイトを大きく占めるそうです。
エンジンがかからないと買取価格は-7,000円になるそうです。(※値段は査定当時のモノです)
私の原付はエンジンが掛からないので、マイナス7000円か、まぁ廃車手続きとか面倒だから、いいかと割り切っていたところ、話しながらもプロの査定士はキックスターターをガンガン踏み込んでいます。
ここからプロの査定士の凄さを目の当たりにします。
私も何度か挑戦してあきらめてたんですよ?キックスタート。
かかりそうな雰囲気を醸し出すところまではいけるんですが、どうしてもかからんわけです。
なのに、この査定士の全力キックによってエンジンがよみがえるという僥倖!
マジか、エンジンが掛からなければ-7,000円。
これ逆説的に言うと、エンジンかかったから-7,000円ではないということ!
エンジンが掛かる直前に言質は取ってるぜ、兄さん、買取価格はいくらなんだい?まさか-7,000円ってことはねぇだろうな?バイク王さんよぅ。
壊れた原付 バイク王での買取査定価格の最終結果は?
と心の中で思いつつ、「エンジン掛かりましたね!」と喜び査定金額を確認したところ「-1,000円」でした!
無料査定を申し込んで、電話をもらった時点で値が付かないことはウスウス気づいてましたし、直前まで-7,000円と言われていたところ、+6000円UPのマイナス1,000円だったら断る理由なんかないじゃないですか。速攻でOKだしましよ。
冷静に考えて、壊れたバイクの廃車手続きを普通にやっても1,000円以上かかると思うんですよ。
時間的なコストと、手間まで考えるとむしろお安いと思うんですよね。
廃車手続きなんてやったことないし。
買取とともに廃車手続きもバイク王さんがやってくれるので、書類にサインするだけで他にないもやることなしでした。
こんな感じで、長年愛用してきたLIVE DIO君が最後に息を吹き貸すという恩返しと、バイク王のお兄さんのナイスなキックと頑張りで、私の初めてのバイク王無料買取査定 → 出張買取は幕を閉じました。
バイク王 原付出張買取のまとめ 高価買取のポイント
査定でマイナスになるのが「エンジンが生きていること」なので、エンジンが掛かる状態をキープしておくこと。
原付は乗らない期間が長いほどエンジンが掛かりにくくなるので、乗らなくてもエンジンをかけることが大事です。
あと年月が立つほど査定価格が下がっていくのが市場原理なので、売ろうと思ったらその瞬間にでもさっさと売りに出したほうが良いです。
加えて原付にも「自動車税」は発生します。この自動車税の発生は4月1日時点での所有者に支払い義務が発生するので、4月1日よりも前に売ってしまうのがベストです。
税金の通知は5月に来るんですが、税金発生義務は「4月1日」と覚えておいてください。
不要なバイクは税金もかかりますし、場所も取ります。
いつか売ろうと思っていてるだけだとどんどん価値が下がってしまうので、使わないのであれば断捨離してバイク王に売却してしまうのをオススメします!
壊れていても大丈夫ですから。