Amazon Kindle Unlimitedお試し3ヵ月体験が299円だったので申し込んだ
Amazonの本が読み放題になるサービス「アマゾン キンドル アンリミテッド(Amazon Kindle Unlimited)」があります。
通常なら1ヵ月無料のお試しサービスがあるんですが、2018年10月に3ヵ月間で299円という期間限定のキャンペーンがあり、申し込んでみました。
人間の購買行動っておもしろいですよね。無料の1ヵ月よりも有料の3ヵ月の時のほうがオトクと感じて申し込んだんですよ。
無料のほうが金銭的なメリットは大きいはずなのに、300円払って3ヵ月と言われたほうがオトクと感じたと。
1つは期間限定のキャンペーンであったことが大きいと思います。今申し込まないとこのキャンペーンが利用できない、という心理と、300円で3ヵ月のお試しなら存分に楽しめるだろうと思いました。アマゾンはマーケティングがうまい。
1ヵ月くらい使ってみた感想 ビジネス書籍より漫画のほうが得るものが大きい
ビジネス書籍や自己啓発系の本を読むとなんだか自分が偉くなったような気がするんですよね。20代の頃って。私は38歳になりましたので、自己啓発系の本はあんまり読まないようになりました。
色々な本を読んだ知識の蓄積と、今更その手の本を読んだところで、というあきらめが相まってこういう心境が作られたんだと思います。若いうちは色々読んだほうがいいような気もしますが、40手前の男がそういう本を読んでもだめだと思いますので、これでいいかなと。
で、限られた種類の中ではあるけれど、与えられた本は全部無料で読めるので、とにかく漫画を読みふけってます。漫画のほうが後に残るものが多いし大きいと思うんですよね。
仕事で役に立つとかそういうつまらない価値観じゃなくて、色々な経験や知識を疑似体験できるのが漫画の良いところだと思うんですよ。面白い話だったら感動したりもするし。
とっかかりはつまらなくてもついつい先が気になって読んじゃうし。漫画の持つ力は大きいですね。
Amazon アンリミテッドを利用して具体的に読んだ本
1ヵ月くらいで100冊くらい読んだ気がします。履歴で何を読んだか確認できるんですが、数えるのがめんどくさいので大体それくらいという数をあげております。
無料で読み放題で3ヵ月限定と言われると読まないと損な気がしてガンガン読みますねぇ。漫画ばっかりだかすぐ読み終わるのが良いところ。
そんな中から面白かったものをピックアップしてご紹介したいと思います。
おカマ白書 山本英夫
一番最初に読んだのが 山本英夫さんの「おカマ白書」
なんでこれを読んだ方と言うと、山本英夫さんと言えば、「殺し屋イチ」「ホムンクルス」で有名な漫画家さんで、先に挙げた二作品は読んだことがあったので、好きな作者の過去作品ということで読みました。
アンリミテッドは少し古い漫画が多いので、現役作家さんの過去作品が読めるのが良いところ。ちゃんと最終巻まで読み放題なのが良いです。
ホムンクルスの山本英夫さんが書いたとは思えない作品ですが、のぞき屋の1つ前の作品と言われると納得がいく。ギャグ漫画で在りながら最終回に近づくにつれてスタンスが変わってくる面白い作品。
ストップひばりくん! 江口寿史
名前は知っていたけど漫画を読んだことがなかった江口寿史さんの作品。多分おカマ白書を読んだレコメンドで出てきたのがきっかけで読みました。
江口寿史さんはこち亀の巻末コメントを寄稿していた記憶があって、秋元先生がべたをマジックで塗っていることに驚いた、とか書いていた気がする。
お話はすごくかわいい女の子に見える男の子と、その家に居候する男の子の話。江口さんは連載を途中でぶん投げたり、原稿を落としたりといろいろと大変な作者さんらしい。ちなみにこのストップひばり君も連載当時はちゃんと完結していなかったそうなのだが、この完全版では加筆されているそうです。
この漫画を皮切りに江口寿史さんの短編集などを読み漁った。
まんがで読破 源氏物語
漫画で歴史を学ぶことは小学生の時にきっと誰もが通る道。その延長でこの手の漫画で文学や歴史に触れるのが好きなんです。
紹介しているのは源氏物語ですが、夏目漱石の「吾輩は猫である」や、「聖書」、「蟹工船」など色々なシリーズが読める。但し、アンリミテッドになっていないシリーズも多々ある。「葉隠れ」もあるのですが、アンリミテッドに加わっていないのでぜひ、次回には入れてもらいたい。
源氏物語の感想で言うと、展開が早すぎて登場人物が多く、正直あんまり頭にちゃんと入っていない。なんとなくわかった気になれる一冊。
ゆとり社員ちゃん ダラダラ癖を直す
漫画だと思って読んだら全然漫画じゃなくてがっかりした一冊。速読ができるわけじゃないのに1ページ3秒くらいで読み飛ばして読んだのであんまり覚えてないのだが、ダラダラする癖を治すための方法が会話形式で書かれていた。
食事の方法や習慣化の大切さなどが。
イオ こいおみなと
エロ漫画なども充実しているのがアンリミテッドの良いところ。暇つぶしにそういう漫画も読みました。
ただし、この漫画はエロマンガではありません。ちょっとエッチな漫画です。
ストーリのしっかりしてる漫画でいわゆるハーレム展開がありつつも、不思議な力を持っている少女とダイビングを中心に話が進んでいく漫画。
サービスカットにカラーのセクシーなイラストがついているのだが、電車で読むのはちょっと恥ずかしさを感じる程度にセクシー なイラストでした。
良い意味でアンリミテッドじゃなければ読まなかった漫画。結構面白かったので悪くない。
株式会社大山田出版仮編集部員山下たろーくん こせきこうじ
ジャンプの黄金時代の一角を担っていた「山下たろーくん」の続編ともいうべき漫画。ジャンプからコミックバンチに移って連載された漫画で、出だしからたろーが両肩を壊すというショッキングなスタートで、初めて読んだときはそこで読むのをやめてしまった漫画だったんですが、アンリミテッドで見つけてもう一度読んだらドハマリしました。
昔好きだった漫画の主人公のアイデンティティである野球を奪ってまで続編書かないでよ、と当時は思ったのを覚えてます。悲しくなってそこで読めなくなったんですよ。家に山下たろーくんが全巻あって、何度も読んだ漫画の主人公が、野球ができなくなったという衝撃ですよ。
山下たろーくんを読んでいたのが小学生の頃だったので余計に。
でも、ちゃんと読むと面白い。たろーらしさ全開でいろいろと物事にあたるその姿勢はやっぱりいいですね。
唯一残念な点は、甲子園で戦ったライバルや仲間たちが登場するものの、みんなサラリーマンというか社会人になっていてプロ野球選手になった人がいない点。甲子園優勝したのに。
このあとこせきこうじさんのシリーズを読みふける。「ペナントレース やまだたいちの奇蹟」「山下たろーくん -うみとそらの物語-」
「県立海空高校野球部員山下たろーくん」も読めるのだが、まだ読んでいない。
ナナのリテラシー 鈴木みそ
鈴木みそさんの漫画は、美容室で読む雑誌のゲットナビの中で見たことがあって、ルポ漫画とかそういうのしか書かない人だと思っていたらストーリ漫画も描かれていた。
絵も上手く、ストーリーも面白かった。電子書籍をセルフパブリッシングで出版した経験をもとにした「フィクション漫画」
鈴木みそ吉という、作者本人を模した登場人物を交えて、電子書籍の可能性と問題点を浮き彫りにする漫画。コンサルの視点と切り口が面白い。続編書いてくれないかなぁ。
その後、鈴木みそさんの過去作品を読み漁る。「限界集落(ギリギリ)温泉第」「マスゴミ」「僕と日本が震えた日」「アジアを喰う」など
他にもいろいろと読みふけっています。
アマゾン アンリミテッドのここが残念 本が探しづらい
乱読してるんですが、興味をひかれた本を中心に読んでいます。掲載点数は多いのですが、読みたい本がアンリミテッドにあるとは限らない(というか、リアルタイムで買おうと思う本は基本的にアンリミテッドにはない。最新作や話題作など)ので、読みたい本は決まってないけど、本を読みたいという人にはオススメなサービスですね。
私はアンリミテッドで読める漫画のオススメタイトルをひたすらページをめくって、「おお、こんな漫画もあるのか」と気づいてそこから同じ作者の方の漫画をどんどん読んでいく、という読み方をしています。
良くも悪くも10冊の権利だけで保有はできない
アマゾンアンリミテッドは本を所有する権利はなく、期間中に10冊までローカルに保存できる権利なので、当然ながら自分の物にはできません。すげーおもしろい本に出合ってもほかの本を読むためには、その本をライブラリから消さないといけないのが、ちょっと寂しくもあります。
紙の本と電子書籍の一番の違いはここでしょうね。紙の本の場合、物理的な本棚に実態として本があるので、読み返す機会が多々あるんですが、電子書籍の場合、所有していても繰り返し読む、ということがほとんどないです。
自分が子供の頃には家にマンガがたくさんあって(父親がマンガ好きだったんだと思います)、何度も何度も読み返したもんですが、自分の子供たちはマンガを含めてあまり本を読まず、YoutubeやAmazonプライム動画を見ています。
時代の流れと言えばそれまでですが、マンガを読むことでいろいろと得るものがあったと感じる自分としては、そういった機会がなくなってしまう電子書籍も一長一短だなぁと思いました。
子供のころから「美味しんぼ」「釣りバカ日誌」「かりあげくん」「フリテンくん」などのサラリーマンが読む漫画を読んでいたので、漢字が読めるようになったり、大人びた言い回しを覚えたり、本当にいろいろと役に立ったもんです。
アマゾンアンリミテッドに話を戻すと、その一度に10冊まで、それ以上は読み終わった本の権利を破棄して、次の本を読むという制限のおかげでたくさんの本を読むことができているので、悪い面ばかりじゃないんですけどね。
そんな感じで少なくとも3ヵ月間は読書月間になりそうです。またオススメの本や使い勝手の感想を書きたいと思います!
ちなみに2018年12月7日(金)から始まる、アマゾンサイバーマンデーではアンリミテッドが2ヵ月間で99円、というセールが予定されています。
期間限定なので、気になる方は要チェックです。
アンリミテッドで本を読むならKindleがオススメ
アマゾンの電子書籍を読むならKindleがオススメです。
目に優しく持ち運びに便利なペーパーホワイトとオアシスを比較しました。