会社を辞めて個人事業主になりました
2019年12月31日付(多分)で、会社を退職し、2020年1月6日に開業届を税務署に提出しました。
これにより、個人事業主になりました!
ホームページを初めて作った時からの野望だった、WEB制作で生きていくという目標が1つ達成できました。
もしかしたら、同じように開業したい人がいるかもしれないので、開業にあたって何をしてきたかなどを語りたいと思います。
今まで経験したこと WEBマーケ全般
サラリーマンの特権って、退職できることだと思ってるんです。
会社側から一方的に辞めさせることは基本的にできないし、辞めると言わなければ会社がつぶれるまでそこに居続けることも可能っちゃ可能。
通販会社のEC担当として、WEB制作から、広告制作、マーケティング、CRM、アフィリエイト担当、システム改修、キャンペーンの企画、メルマガ配信など、本当に色々学びました。
今までありがとうございました。
独立しようと思ったきっかけ
漠然と独立したいなぁと、何年もくすぶっていたんですが、あるとき気づいたんです。
やりたいことをやりたいんじゃなくて、やりたくないことをやらないために独立したいと思っていることに。
WEBで稼いで生きていく、ということがやりたいことだったら、今の会社で達成できているわけです。
それなりに自由にやらせてもらえてたし。
やりたくないことってなんだろうと考えたときに浮かんできたのが「通勤」「会議」「人事評価」「めんどくさい人間関係」でした。
ただの反社会的な人間じゃないか。
通勤するのめんどくさい
家から会社まで片道1時間30分かかるんですよね。
音楽聞いて、本を読んだり、動画みたり、この時間を有効活用しようと頑張ってたんですけど、寒い冬の雨の日が嫌で嫌で。
満員電車に揺られて、終電ギリギリで帰って、朝早くから出勤する。なんだこれと。
会社の会議が嫌すぎる
会議って何かを決める場だと思ってますが、決まらない会議が多い。
なるべく出なくていい会議には参加しないようにしてたんですが、出なきゃいけない会議とかもあるし、時間の無駄だなぁといつも思ってました。
参加者の給料を予測して、時給に換算して、1時間あたりのコストを計算したり、社長が目の前にいるのに居眠りしたり、脳内で詰将棋したり、そんな風に過ごしていることも。
もちろん、全部の会議がこういう感じじゃないんですが、8割ぐらいは無駄な会議で疲弊しますよね。
人事評価に納得するのはムリ
他人が決める評価なので、そんなに気にはしないんですけど、相対評価でS~Dまで付けられて、ボーナスと給料に反映される。
仕組みが必要なので、これはいいとして、お前ら俺がなにやってるかわからんだろ?
この気持ちが年々強くなって、それが嫌なら会社辞めたほうがいいなと、徐々に蓄積されていきました。
だって上司も人事も、HTMLもCSSもJqueryもPHPもMySQLもわからないし、どれだけ凄いことやってもそこに対する評価はないんですよ。
通販会社だから、売上上げればという話になるけどさ、一人の力で売り上げあげるったって、限界あるじゃないですか。商品は自分で作ってないし。
他にも、中途採用の人間が異様に給料高くて、全然使えないのに、偉そうにしてるとか、まぁ色々ありました。
会社での評価よりも、自分にできることを増やそうというマインドで働いていました。
人間関係がめんどくさい 知らない人間が増えた
会社が大きくなって、人がすごい増えたんですよ。喜ばしいことなんだけど。
顔も名前もわからない人が社内にいっぱい増えました。
コミュ症の私は、飲み会などにも積極的に欠席するので、本当にわからない。
でも仕事でつながりがあるから、話さなきゃいけなかったり、冷たくあしらわれたり、他人行儀な対応だったりが増えてきて、一言でいうとつまらなく感じるようになりました。会社で働くことが。
あらためて言語化するとただのクズじゃねぇか
退職理由を並べるとやばいですね。
会社という仕組みを全否定している。
でも、これが嫌だということに本気で向き合ったら、独立してがんばるしかないじゃないですか。
だから独立しました。
もちろんこれだけが、独立した理由じゃないんですが、これが結構大きいです。
2019年11月から有給消化してました
10年務めて、この日が来ることに備えて、有給を貯めてました。
うちの会社はMAX60日間の有給が貯められるので。(40日持ち越し+20日が付与される)
本当ならこの有給期間使って、色々事前に準備するべきだったんですけどね、Twitterを本格的に使いだしたんですよ。10月半ばの仕事が無くなってから。
Twitterが想像以上に楽しくて、全然準備できませんでしたw
Twitterのアカウント自体は結構前から持ってたんですが、ちゃんと使ったことがなくて、人と絡むことをしていませんでした。
集客やブランディングになったらいいなと思って始めたんですけど、今では面白いフォロワーさんに恵まれて、楽しい日々を過ごしてます。
これもまた別の記事にしよう。
おかげで年があけて、役所が開く1日前に開業届を用意したり、健康保険の任意継続や、年金の号数変更が必要だと気づいて、慌てて準備しました。
このへんの話は別の記事にしたいと思います。
開業した先にあるもの
独立したのはいいものの、現在の主な収入が前職からの業務委託がメインなんですよね。
開業直後としては非常にありがたい反面、まだまだ自力で稼いでいるとはいいがたい。
小規模なEC支援のシステム開発とか、大手企業が絶対につくらない隙間産業的なコンテンツを作って、収益化したいという野望があります。
あとはこのサイトの収益構造をなんとか作り上げて、やりたいことに集中できる環境を作りたいと思っています。PV増やさないと話にならん。
目標とぶれないように
自分の部屋にホワイトボードが3つあるんですけど、そのうちの1つがブラックボードでして、そこに野望や目標を書くようにしています。
独立することを決めたときに掲げた指針です。
「お金を目的としないこと」
「歳月不待人」(歳月、ひとを待たず)
お金を稼がないって意味じゃないですからね。
お金を目的としないというだけで、お金は稼ぎます。
月商で1億円くらいは稼ぎたいとおもっています。
但し、お金のためじゃなくて、やりたいことをやって、結果としてお金が入るような、そんな働き方をしたい、という欲望です。
こんなことを書くと、お金に余裕のある人に思われそうですが、全然余裕ないです。カツカツです。
貯金も200万円もないです。なので、貯金が尽きたら、社会人に戻ります。家族を食わせないといけないので。
でもさ、だからって、金がないから独立しちゃいけないなんて法はないんだよ。
時間は残酷なまでに平等で、考えなしに生きてたら、あっというまに死んでしまうわけで、失敗しようが、金がなくなろうが、家族がいようが、やりたいことをやりたいじゃないですか。
初めから失敗する気はサラサラないけど、金が無くなったら働けばいいだけだろ、とそういう思いで独立しました。
やるだけやってダメならあきらめるけど、やらないで死んだら悲しすぎるから。
そういうのを一言にすると歳月不待人になったと。
あとから振り返ったら恥ずかしくなりそうな気がしますが、今の気持ちを記しておこうと思いました。
というわけで、今後ともよろしくお願いいたします。