たかがマウスに1万円?そこに満足感はあるのか ロジクール MX MASTER 2Sレビュー
高級マウスを使ったことはありますか。私は何年か前からロジクールが出している高級マウスを愛用しています。金額にすると大体1万円を超えるくらい。安いマウスだと数百円で買えるわけですからこれは高級マウスと言ってもよいでしょう。
歴代のロジクールMXシリーズを使ってきました
マウスに1万円を出しても良い、と思える人はごく普通にPCを使っている人の中にはあまりいない気がします。私はWEBクリエータ(自称)なので、PCを使う時間が長く、ペンタブを使うほど絵もうまくないので、マウスで操作をすることが基本です。なので少しでも使い心地の良いマウスが欲しくて、色々とマウスを試してきました。
3000円くらいするマウスも使ったことがあるのですが、チャッタリング(使っているうちにクリックがバカになってシングルクリックなのにダブルクリックになる現象)と微妙なマウス操作の使い心地が納得できず、思い切って高級マウスを購入してみました。
人の購買行動の心理として、相場よりも高い商品を購入すると、購入した商品に対する期待値が大きく跳ね上がるわけですが、このMXシリーズの使い心地はそれに応えてくれたのが使い続けたきっかけです。
それ以来マウスを買うときはロジクール、家で使うマウスはMXシリーズのみを使っています。
ロジクール最新のMXシリーズ MX MASTER 2Sの白を購入
ロジクールのMXシリーズの最新機種であるMX MASTER 2Sのグレーを2017年8月26日購入しました。
それまではパフォーマンス マウス MXという2~3型前のものを使っていました。ちなみにその前はロジクールの最高傑作と勝手に思っている「MX レボリューション MX-R」を使っていました。レボリューションと出会っていなければマウスに1万円以上出すことが当たり前になっていなかったと思います。
パフォーマンス マウス MXのクリックの反応が悪くなってきたので新しいマウスを購入しました。ついでにマウスパッドとハンドレストを併せて購入。
リストレストとはマウスを操作するときに手首を支点に操作しますが、ずーっと使っていると支点になっている手首が赤く腫れあがってくるので、それを防ぐために使っています。
学生の頃、「トロピコ」というPCのシミュレーションゲームがありまして、それを徹夜でやったときに右手の手首の端っこのちょっとでっぱっているところが腫れあがってなんだかわからなかったのですが、翌日、マウスを持った時にあー、ここに負担がかかるのか、と気づいた時からリストレスト使い続けています。
今回購入したエレコムのリストレストは柔らかさが絶妙でぷにぷにしていて気持ちいいんですよ。会社でも使っているのですが、勝手に触られて、最適な位置に配置しているのにずらされていら立ちを覚えるほど、触り心地がいいんですよ。
もし、リストレストでお悩みにの方にはお勧めです。裏面が吸着上のゲルでできているので位置も剥がされない限りずれません。(会社の人間はわざわざ剥がして触りやがるのです)
マウスパッドはこれといった商品に巡り合えていなかったのでそこそこ安価な商品で評判の良いマウスパッドを選んだらSteelSeriesというものを見かけましてそれを購入してみました。
布製でそれなりに厚みがあり表面はわりとすべすべしていてマウスの滑りが良く使っていてストレスを覚えることはありません。
MX2100sGY MX Master 2Sレビュー&感想
これ、いいですよ。何が良いってスクロールホイールが歴代最高機種のレボリューションと同じ仕様です。大きく回せばフリースピン、ゆっくり回すと普通のホイール。
ロジクールのマウスを使ったことがない人には何を言っているのか伝わらないと思いますが、マウスホイールの操作感が抜群にいいのがロジクールのMXシリーズの良いところです。MXレボリューションの次のマウスからこのフリースピンの自動切換えが採用されなくなっていたんです。少なくとも私が使っていたロジクールのマウスには。
それが今回のMX2100sGY MX Master 2Sには復活しています!これだけでかなりの満足感を得られているのですが、最近のマウスは電池もちが抜群にいいですね。
MXシリーズはワイヤレスで充電式のマウスです。最新のMX Master 2Sは1回の充電で最大70日使えるとのことで、使用環境にもよるそうですが、私は購入してすぐに充電してから一度も充電せずに使えています。単純計算で約2か月間はもっていますね。もちろん毎日使っているわけではないですが、電池が切れるというストレスはありません。
しかも3分間の充電で1日持つことができる高速充電も備えています。フル充電させると70日間。しかも1日あたりの想定使用時間が8時間とのことなので、560時間使えるという計算ですね。
以前のMXシリーズは裏返すと電池を取り出せたのですが、MX Master 2Sには電池を取り外しできなくなりました。
使っていない便利機能 1マウスで3つのPCを行き来できるFLOW
MX Master 2Sには便利な機能が搭載されていて、1つのマウスで最高で3つのPCまで行き来できる。これ言葉にすると意味がわからないですよね。私も使っていないのでよくわかっていないのですが、同じネットワーク内でロジクールのアプリケーションをインストールしたPCでこの機能を使うと、シームレスにマウスが行き来できる、という使った人から絶賛の声が上がっている機能です。
残念ながら私は1PCでしか使っていないのでこの恩恵にはあずかっておりません。
サイドボタンはコンパクトになりました。前モデルとの比較
多機能マウスといえばいろいろな所に仕込まれたボタンがあります。MX Master 2Sは左・右のクリックは当然ながら、チルトホイール、ホイールをクリックする中央ボタン、チルトホイールのロックを制御するボタン、サイドに仕込まれた戻る、進むボタン、水平スクロール用のホイール(チルトホイール)、親指のところにあるボタンがあります。
まだ慣れてないこともありますが、この戻る、進むボタンが正直押しづらくなりました。デザイン的にはいい感じでおさまっているんですが、実際に押そうとすると進むと戻るどっちに触れているのか不安になります。
使用頻度が高いであろう「戻る」機能のボタンは押しやすく、「進む」ボタンが若干おしづらいです。これは慣れればどちらのボタンか迷うことはなくなると思います。押しづらさもまぁそのうち慣れるんでしょうね。進むボタンはそんなに使わないのでさほど問題なしです。
どうでもいいけど感触が気持ち良いボタン
スクロールホイールの制御を変更するボタンがスクロールホイールの下にあるんですが、これを押すと気持ちいいんですよ。何かが切り替わる音と感触。ただそれだけなんですけども。
速度に反応して制御が自動で切り替わるのでそんなに変更することないんですが、感触を楽しむためにたまに押しています。
Logicool MX Master 2Sを買って良かったこと
このマウスを買ってよかったところをまとめます。
MXシリーズを通してマウスの操作(ポインターを動かすマウス操作)は抜群でストレスを感じることはありません。レーザー式センサーの解像度が高く4,000dpiの恩恵なのか微妙なマウス操作にもしっかり応えてくれます。
マウスのように日常、常に使用する製品の場合、こういった当たり前のところがストレスなく使えるということがなによりも重要です。
スクロールホイールが自動で切り替わってくれるという原点回帰が本当にうれしいです。新しいモデルを購入したのに、前のモデルのほうが良かった、と感じることほど不幸なことはないですからね。1つ前のマウスは正直、ここが不満でした。パフォーマンスマウスは製品的に以前のモデルのほうが満足感が高かったんです。悪くないんだけど、前のほうが良かったなぁと感じながら使っていました。
その点、今回のMX Master 2Sは充電時間も電池もちも操作感も以前よりも改善され、大満足です。カラーリングも3色から選べます。
ちなみにロジクールのロゴが変わっていました。前のちょっとチープな感じがするロゴも好きだったんですが、logiというシンプルなオサレ感漂うロゴに変わっています。
重量は軽くなりホールド感は変わらず大き目
内蔵の電池が単三じゃなくなったおかげか、重さが以前よりも軽くなっています。そんなに大きな違いではないですが、重いよりは軽いほうがいいですね。
大きさは若干大き目です。その分しっかりとしたホールド感がありますが、大きさのせいなのかたまに意図せず右クリックをしてしまうことがあります。右手の中指がたまに押してしまうことがあるんです。これは使い手の問題ではありますが、もう1回り小さいサイズがあってもいいかもしれませんね。
高級マウスということで購入のハードルが高い商品ですが、安いマウスを1年持たずに買い替えていたり、複数のPCを同時に使う人や、使い心地の良いマウスを探している方には全力でオススメしたいマウスです。あとリストレストも。
電池交換不要でUSB充電ができるワイヤレスマウスは重宝します。MX Master 2Sという素晴らしい後継機がでてくれたことに感謝です。ロジクールさん、これからもこういう素晴らしい商品をよろしくお願いいたします。
最新版のMX MASTER3を購入しました
約4年間使っていたMX MASTER2Sが壊れてしまったので最新のMASTER3を購入しました。
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