SEOのキーワード選定について考える
最近はサイトへの流入経路がサーチエンジン以外にも、TwitterをはじめとしたSNS、Youtube、はてブ、Lineなど多岐に渡っておりますが、集客の王道はサーチエンジンオプティマイゼーションですよね。
うまくやれればお金かからないし、BIGワードで上位表示されればすごい集客につながりますから。
今回の記事を書くにあたって、Twitterで仲良くさせていただいている方から、キーワード選定について教えてほしいとリクエストをいただき、キーボードをたたいています。
1つ、大きな問題がありまして、キーワード選定とかあまりまじめにやったことないんですよね。
SEOの話の前にGoogleを取り巻く現状把握
まじめにやったことはないのだけれど、SEOに関してはそこそこ自信があるんですよ。2019年3月14日までは。
3月14日起きたGoogleのコアアップデートと呼ばれる順位大変動。そこからのGoogleの動向が、目指す先がイマイチわからなくなってきました。
ざっくり言うと、個人サイトが弱くなり、大手サイトが上位表示しやすくなった。
一概にすべてがそうではないのだけれど、その傾向はBIGワードほど顕著に出ています。
2語、3語からなるいわゆるミドルワード、スモールワードでは、上位表示はそれなりに狙えますが、1語で、となるとかなり厳しいのが現状です。
しかもまだまだ不安定で、BERTというAIを使った新たな取り組みもついに日本に上陸してきて、今後どうなるかまったくわからない状況です。
SEOにおけるキーワード選定の方法
わからないことで悩んでも意味がないので、わかるようになったら考えます。
というわけで、本題に戻ります。
さて、アクセスUPを狙うには検索数の多いキーワードで上位表示を狙うのが王道なんですが、個人の領域ではあまりここを意識してコンテンツを作ったことがありません。
作った後に、キーワードを横展開していくことはよくやります。
キーワードから作りたいことなんて作れないから
検索数が多いから、それに合わせてコンテンツを作るという器用なマネができないので、思いついたことや、やりたい事を優先して作っています。
そのあとにサーチコンソールを見ながら、順位が低めで表示回数の大きいキーワードでのさらなる上位表示を目指す、というのが私のやり方です。
やりたいことをやるんだけどPVは多いほうがいいよね
作ったページが検索される位置までいてくれれば、このやり方は結構オススメです。
検索ユーザーが実際に入力したキーワード(クエリー)が目に見えるので、こういう情報が求められているのかと理解したうえで、リライトしたりコンテンツを増強できるので。
問題は、表示順位が低すぎると全然キーワードが表示されないという弱点があります。
Google サーチコンソール活用術
最近力を入れているマーケティングページのクエリーを調べてみます。
ページ単位、ディレクトリ単位で検索クエリーを調べる方法です。
サーチコンソールの検索パフォーマンスに入って、「+新規」ボタンを押してページを選択。
このページのURLは部分一致でマッチするので、ディレクトリのURLを入れればディレクトリ単位、ページ固有のURLを入れればページ単位の結果が見れます。
数字を公開すると良くないとも聞くので一応伏せておきます。
まだ日が浅いから!全然クエリーないけど!日が浅いからだよ。
千葉 LP制作 費用 なんて一言も書いてないのにクエリーが発生しているよ。
これは、クエリーが少なすぎてノイズが混じっている状態ですね。
ディレクトリ単位で見て検索傾向を調べて、ページ単位でさらに細かくクエリーを確認して、キーワード足したり、内容書き足したりしています。
同じテーマの記事やコンテンツを増やすのが王道
ブログでもコンテンツでも同じテーマを取り扱うと上位に入りやすいですね。
ブログ書いている人ならカテゴリがあるので、誰もが感じていることだと思います。
本当はサイトテーマも専門的にした方がいいんですけどね、飽きるんですよね。ネタ尽きるし。
長く続けるのが一番遠回りで地道だけど、PVを増やすコツなので、まぁ自由にやるのが一番だと思ってます。
但し、これは個人の趣味の話。
仕事でやるときはこういうわけにはいかないので、そこそこ考えます。
私の仕事はECのWEB制作&マーケティング担当です。
ECにおけるSEOの目的はCV(購入)につながるかどうか
通販の場合、目的が明確なので、いわゆるマーケティングファネルの下の方を中心に上位表示をしていきます。
この図が示す通り、購入者層とか顕在層と言われる購入しようかなと思っているユーザーほど数が少なく、購入とは遠いまだ認知しかしてないユーザーほど数が多い。
AISASは最近古くなった感はありますが、わかりやすいので図に組み込みました。
Attention(注意)→Interest(関心)→Search(検索)→Action(行動)→Share(共有)の頭文字をとって「アイサス」と呼びます。たしか電通が提唱しているマーケティング用語です。
ここまでが、座学でよく学ぶマーケティング。問題はここから何をするかです。
目的とするキーワードを分解して考える
上の図のファネルの下から(購入が目的なので)キーワードを分解していきます。
購入検討中のユーザーが検索しそうなワードの傾向を考えて、それと同一グループにいそうなワードを横展開。
商品名は「指名検索」と呼ばれる商品名まで認知されているユーザーで、CVR(購入率)は高いユーザーです。
それの横展開で口コミ、評判、感想など具体的な商品の具合を気にしているユーザー。
金額は安く買えないか、セールや割引はしてないか、と買おうとしているけど、損はしたくないというユーザーが想定されます。
ニーズは、少し迷いがあって、自分の悩みを解決してくれる商品なのか、具体的に何に効くのか、などを想定しています。
使い方は、すでに購入しているユーザーも入ってきますが、具体的に使用方法を調べるということは、かなり興味関心が高いユーザーであると。
キーワードを念頭に入れて、それに合わせてコンテンツを作る
ターゲットキーワードを作ったらそれに合わせてコンテンツを作ります。
自社でしか作っていないオリジナル商品だったら、そんなに難易度が高くないんですが、アフィリエイトなどを展開していると、ワードによってはアフィリエイターさんに負けたりするんですよ。
購入ワードを作り切ったら上に登っていきます
こんな感じで達成したい目的順にキーワード選定して、コンテンツを作って、横展開してを繰り返します。
この時に、一番上の認知層のBIGワードも意図的に混ぜながらコンテンツを作ります。
狙ってもなかなか上位表示は難しいですが、2語3語の複合ワードで引っかかってくる確率があがるので。
キーワード選定ツールを使ってみる
キーワードを脳内で考えるんですが、ネタが尽きてきたらキーワードプランナー的なツールを使って関連ワードを調べたりもします。
Googleのキーワードプランナーを使いたいところなんですが、広告主って管理画面持ってないんですよね。代理店がリスティング運用している場合。
手数料抜きの広告費が見れるので代理店さんが嫌がるケースが多いです。いえば見せてくれたかもしれないんですが、無料で使えるツールもあるのでそれを使っています。
goodkeyword キーワードを入れると関連ワードを教えてくれる
無料で使えるキーワード選定ツールです。
WEBマーケティングで検索してみました。
そういえば、WEBマーケティングとは、という大前提の話を一切しないでマーケティングの超具体例ばっかり書いてましたね。
今度、そもそもの話を書こう。
ツールを使ってヒントを得る 答えじゃない
どんなことでもそうなんですが、結局は自分で頭使って考えないとダメだと思うんですよ。
ツールに出てきたワードが検索母数が多めで、競合が弱くて、個人サイトばっかりで戦えそうだと。まぁ、よくあるHowToサイトに書いてある手段ですよね。
で、上位表示されているサイトを調べて、そこに書かれた内容を網羅しつつ、そこを超えるコンテンツを作って上位表示を狙うと。
やり方は人それぞれなので、良しあしは置いといて、そんな紋切型の攻略法で上位表示できればいいんですけどね、それが通用したら、再現性ありまくりの手法が通用したら、後出しした人が常に上位にいるってことじゃないですか。
個人的にはGoogleはそこまで馬鹿じゃないと思っているので、そう簡単じゃないと思っています。
自分で考えて、ユーザーニーズを満たすページは何なのかを考えて、オリジナルのコンテンツで、自分の言葉でページを作ってほしいと思います。
SEO キーワード選定のまとめ
SEOはブラックボックスで、何が正しいかがわからない上に、時代によって正しいものが変わります。
そのうえアップデートやAIという作った人間にも説明できないアルゴリズムが投入されるので、今まで以上に「対策」が難しくなりますね。
ただ、Googleの言葉を信じれば、ユーザーのためになるコンテンツを作れ、サーチエンジンに対して作るなと言っているので、そこがぶれないように作っていきたいと思います。
論理構造や高速化など、抑えないといけない点はしっかり押さえて、ユーザーニーズ&検索意図を考えて、答えになるページを作るのが結果的にSEOになると。
そういう意味では、キーワード選定という考え方がもう間違っている気がしますね。(自分があまりやらないことを正当化)
これからも上位表示目指してがんばります。
SEOキーワードに関するオススメサイト紹介
BLOG初心者の方向けに、そもそもキーワードとはなんぞやというレベルで教えてくれます。
はむらいとさんはBLOG運営を非常に戦略的に進めている凄い人なので、この記事以外にも色々な参考になる記事がたくさんあるのでオススメです!