将棋を覚えなおすことにした話
小学生の頃、将棋を覚えてちょこちょこ指していたんですが、対して強くもなく好きというほどでもなく。
ルールを知っていて、定石というか戦法をほんの少し知っている程度の腕前です。
小学校のわりかし早い時期に将棋を覚えたので、覚えたての頃は強かったんですよ。低学年同士で打っている間は。学年が上がって少しずつ周りの将棋人口が増えてきて、中学校の頃には弱かった気がします。将棋を強くなろうとも思っていないわけで、よく考えるとそのころから棋力はほとんど上がっていないような気がします。流石に低学年の自分よりは強いとは思いますけども。
ゴールデンウィークに実家に帰ると、ちょっと立派な将棋盤がありまして、私がいたころにはなかったと思うんですよね。もちろん将棋盤自体は家にありましたけど、それとは違うやつが実家にあって。
自分の子供と山崩し(崩し将棋:音を立てずに山状にした駒を取っていく遊び)や、はさみ将棋をやってたんです。自分の父親と、本将棋をやったりもしたんですが、もうね、全然相手にならんわけですよ。おぼろげな記憶をたどって穴熊に構えて、ちょろちょろ指してたんですけど、全然だめ。
思い返せば、父親に将棋で勝ったことないな、という気持ちと、将棋を打ちたいんだろうな、という気持ちを勝手に汲み取って、将棋を覚えなおすことにしました。昨日から。
将棋アプリとスマホサイトで勉強中
三月のライオンの漫画を読んでいるんですよ。今話題の。話題になる前から読んでたけどね。その中にゴキゲン中飛車という戦法がでてくるんです。ネーミングが面白いなと思って。だからゴキゲン中飛車を習得しようと頑張ってます。
先手でも後手でもどっちも使える戦法で、守りやすく攻めやすい、気がする戦法です。WEBサイトで見て、組み方と攻め方を覚えて、アプリで試す。ほんといい時代ですね。お金もかからず勉強と実践ができて、待ったしまくっても怒られないし。
実際に遊んでいるアプリはこちら。ぴよ将棋。
駒を動かすとぴよぴよと優しく鳴きます。
将棋を覚えると色々と考えることがあります
小学校の頃に将棋を教わって、父親に言われたことを今でもずっと覚えてるんですが、「3手先を読め」と言われてそれがすごい今でも役に立っているなと実感してます。いや、将棋は弱いんですけどね、何をするにもこの3手先を読んで考えるクセが付きました。
これがいろいろと役に立つ。この人はなんでこんなことを言うんだろう、こう言ってほしいからこんなことを言うのか、とか、これをやったら、あーなって、こーなって、そのあとこうなるんだろうな、と勝手にいろいろと考えを浮かべるようになりました。
人に何かを聞くことも少なくなりました。何かの勉強会やセミナーなんかで質問ある人とか言われるんですけど、自分で疑問を持って自分で勝手に答えを想像するようになったので質問もしなくなり、ますます人とのコミュニケーションが希薄になった、という欠点もありますが。
できれば自分の子供にも将棋を覚えてほしいなと思ってるんですが、DSやらYoutubeに夢中なので、買ってもやらなそうなんですよね。ルールをさせるのがなかなかね。子供向けの将棋もありますが。
駒に動き方が書いてあるというやつ。これでもいいんですけど、将棋のカッコよさって駒の美しさもあると思うんですよね。そう考えると本格的なやつが欲しいなと個人的には思います。子供に寄せるか自分のために買うか。
将棋盤と将棋の駒はピンキリですからね、高いのは100万円以上しますからね。なんとなくプラスチックは嫌だし、木製の手彫りの駒がいいんですよね。
閑話休題
話を将棋に戻します。
このアプリが結構優秀で(ほかのアプリ知らないですが)対局が終わった後に打ち手を振り返れたり、ヒント機能があったりするんです。まだ二日目なんで、へぼい将棋ばっかり打ってるんですけど、ヒント機能を使って打つことで、うまい人の打ち方をトレースできるわけです。打ち方が全然違くて、自分のへぼさが際立つんですけど、実際に自分の打ち手としてトレースすると色々と発見があって楽しいです。
初心者は目先の駒の損得ばっかり考えて、駒損をせずに詰もうとするから無駄なうち回しばっかりなんですよね。詰め方も超へたくそで、無駄うちしまくっていることが良くわかります。
自分のできなさを自覚できる点がいいですね。
最終目標は死ぬまでに父親に勝つ、何年かかるわからないですが、じっくり強くなっていきたいと思います。
当面の目標は打ち筋の意味を理解して、雑魚CPUには余裕で勝てるようになること。それから相手の手に合わせて8筋を攻めてきたからこう受けてやろう、と戦略を楽しみながら打てるようになること。
今は、よくわからずとりあえずの手順で囲いだったり序盤の駒組を作っているので、それをちゃんとわかった上で打てるようになりたいと思います。
そのほうが面白そうだから。がんばろう。