2019年GWに埼玉県比企郡滑川町にある国営武蔵丘陵森林公園へ行きました
2019年のゴールデンウィークは10連休という超大型連休でした。ありがとうございます。サラリーマンであることのありがたみを感じながら暦どおり10連休のお休みをいただいております。
いつものことながら、連休となると家族サービスをするわけなんですけど、我が家は子供が2人とも野球をやっていまして、ゴールデンウィーク中の野球のお休みが4月30日~5月2日までの3日間だけらしく、そんなに遠出もしないで過ごしました。
関東地方のゴールデンウィーク前半戦は雨が続いて5月2日だけが晴れというお天気模様で、唯一の晴れの日に国営武蔵丘陵森林公園(こくえいむさしきゅうりょうしんりんこうえん:読み方が難しい、長いので以下「森林公園」ともします)へ行きました。
埼玉県は観光名所が色々あるわけなんですが、秩父とか長瀞とか芝桜がキレイな公園とか、あえて、私はこの国営武蔵丘陵森林公園をチョイスしました。なぜかというと、国営公園だったからです。
茨城の国営ひたち海浜公園と、東京の国営昭和記念公園はもう制覇したので、そうなると埼玉の国営公園に行かずにはおられまいと。関東三大国営公園(私が勝手に名付けました)を制覇せねばなるまいと。
私の住んでいる千葉県からはグーグルナビによると高速を使って1時間40分程度。まぁまぁ遠いですが、日帰りでも楽しめる距離です。冷静に考えると自分の通勤時間とあんまり変わらんじゃないか。
2019年ゴールデンウィーク 森林公園までの渋滞状況
そんなわけで車で森林公園に向かいました。開園時間は9:30なので、2時間前の7時30分に出発。結論からいうと10時に到着しました。
東京外環自動車道から圏央道を通り、関越自動車道で行ったんですが、関越自動車道が超混んでて遅くなりました。途中で下道におりたほうが早かった気がするのですが、グーグルナビが何も言わなかったのでそのまま従っておりました。
国営武蔵丘陵森林公園の駐車場と料金とオススメは
森林公園の入場料は高校生以上が450円で中学生以下は無料です。
あんまり事前に調べなかったんですが、国営公園に何度も遊びに行っていると入り口がいくつかあるのは気づいてたんですよ。そんなに人気なさそうな公園だから駐車場の混雑状況は大丈夫だろうと思っていましたが、やっぱり全然空いてました!各入口と駐車場情報載せておきます。
駐車場 | 大型車1,650円 | 普通車620円 | 原付・自動二輪車260円 | 障がい者等用 |
---|---|---|---|---|
南口 | 10台 | 543台 | 6台 | 6台 |
中央口 | 5台 | 261台 | 5台 | 5台 |
西口 | 11台 | 579台 | 10台 | 5台 |
北口 | 11台 | 260台 | 15台 | 3台 |
こんな風に書いてるんですが、公園の駐車場には止めなかったんですね。理由はこちらの写真を見てもらえるとわかっていただけるかと思います。
南口の駐車場口に進もうと思ったら、格安な駐車場があるんですよ。入り口の目の前ですよ。すげーところに私営駐車場作ったなぁと。駐車場の受付の10m手前くらいに左折で入れる駐車場があるので、そちらに吸い込まれました。
駐車料金が正規金額とくらべてお安いのに加えて、こちらでレンタサイクルもありまして、それを利用すると駐車料金が無料になるのと、森林公園内のレンタサイクルが繁忙期は1日レンタルをやっていないのでこちらを利用しました。
森林公園内のレンタサイクルは大人410円、子供260円@3時間、以後30分超過ごとに大人70円、子供30円が掛かります。どれくらい借りるかわからなかったので1日利用できるこっちを利用したんですが、こちらの料金が1日大人800円、子供500円でした。
ちなみに森林公園内の1日レンタル料金は大人:520円 子供:310円なので、繁忙期以外は森林公園内の1日レンタルのほうがオトクです。
レンタサイクルの質も多分森林公園内のほうが良いです。電動アシストなんかもありますし。(料金はあがりますが)
自転車に乗って森林公園内を散策!
そんな感じで初めての国営武蔵丘陵森林公園デビューです。もちろん自転車借りなくてもいいんですけど、超でかい公園なので、歩きだと園内を回りきるのが多分難しいと思います。サイクリングロードだけで1周17kmあるそうです。
サイクリングロードは一方通行の自転車専用の道なので快適です。上り坂下り坂、曲がりくねった道があってけっこう大変でしたけどね。園内の見どころ付近に駐輪場があって、そこに自転車を置いて、目的地までは歩く、という工程です。
南口からほど近いところにある「ぽんぽこマウンテン」を目指します。ぽんぽこマウンテンは日本一大きなエアートランポリンです。ちなみに南口から歩いてくると約20分かかるそうです。
ぽんぽこマウンテンは混雑時は高校生以上の方は遊べなくなりますが、すいているときは大人も遊んでいいそうです。GW中は当然規制が入っていましたけども。うちの子は二人とも小学生なので、このエリアに放流して、私は風景やお花の写真を撮りに行きました。
見渡す限りのポピーのお花畑がありました
お花は季節によって咲いている花が変わるわけですが、私が訪れたときはポピーが見ごろを迎えておりました。
久しぶりに晴れ渡った空の下で写真を撮った気がします。青空と木々の緑と色とりどりの花。いいですね。セロトニン(脳内で働く神経伝達物質のひとつで、幸せホルモンとも呼ばれる。太陽の光を浴びると作り出される)で溢れてますね。
国営公園のいいところはスケールがでかいですよね。そんなに花植えなくてもと思わせるレベルの花畑を提供してくれるので好きなんですよ。もっとわかりやすいのがこちら。
果てまで行くのがおっくうになるレベルでポピーのお花畑ですよ。正式名称は「アイスランドポピー」というそうです。これが約70万本咲いているそうです。やばいですね。
ポピーを70万本植えます!って言われたら、「いや、そんなにいらないだろ、もっとチューリップとかスイセンとかそういうのもまぶしたほうが良くない?2:2:3 くらいでいいよ」って言いたくなりますけどね。私が上司だったら。あれですかね、70万本発注してくれたら安くしますよとか、そういう営業があったのかもしれないですね。
園芸についてくわしくないんであれですけど、70万本の花を植えるのって、節分の豆まきの如く、おらぁーって言いながら種をばら撒くんですかね。
南口運動広場でご飯を食べたり遊んだりして次へ
ポピーの咲いている南口エリアの運動広場にはテント状の休憩所があるので、そちらにレジャーシートを敷いてそこを拠点に遊んでいました。
公園でテントを使うことはまぁ良いですよ。個人的にはあんまり好きではないけれども。テントの中にまでテントを張らなくていいんじゃないかと思うんですよね。迷惑かけてないからいいじゃないかとも思いますが、なんか圧迫感ありますよね。日差しの下で使うのは別にいいんですけど、こういうところではなくてもよかろうと。
飲食施設は悪くないかと思います
ゴールデンウィークの繁忙期だけなのかもしれませんが、飲食用のワゴンがちょこちょこ出店しておりました。
フライドポテトやかき氷、ステーキや牛串などのB級グルメが販売しておりました。公園の食事ってけっこうしょぼいのが多いので、飲食ワゴンを受け入れてくれるといいですよね。私は松屋の牛丼を食べたんですけどね。
おお、こんなところに松屋が!と、思った瞬間、牛丼の口になってしまったんですよ。普段から見かけているのに、特別な場所でみるとありがたみを感じてしまうあれです。普通においしかったです。プレミアム牛重。
こういったお店のほかに公園内にはレストランが2つあります。立ち寄らなかったんで詳細は不明ですが、国営武蔵丘陵森林公園の公式ホームページ内に紹介がありますので、興味のあるかたはそちらをご覧ください。
こんな感じでひとしきり遊んで次の目的地「西口エリア」へ移動しました。
西口エリアには遊具とブルペンと花畑があります
子供って遊んでいるとなかなか辞めないじゃないですか。次の場所に行きたいのになかなか言うこと聞かなかったり。西口には「ブルペン」があるという一言であっさり移動開始ですよ。野球少年に対して効果は抜群です。
ブルペンっていうネーミングがいいですよね。ネットに囲われたキャッチボールができるエリアなんですが、ピッチャーのマウンドとホームベースがあるので、立派なブルペンですよ。
人の多いところでキャッチボールをやると、場所も取るし、暴投するとどこに飛んでいくかわからないので、こういった専用施設があるとありがたいですね。そんなに混んでなかったです。
ここで上の子と久しぶりにキャッチボールしたんですが、なかなかいい球投げよる。球速もそろそろ抜かれそうです。成長を喜ぶよりも追い抜かれる悔しさを感じますよ。まだ、ギリで父の威厳を保っていると思うんですけども。
むさしキッズドームというごちゃまぜの面白そうな遊具
西口エリアはいろいろな遊具があって、おそらく一番人気のエリアではないかと思います。一ヵ所行き忘れて写真撮れなかったんですが、冒険コースというアスレチックなんかもあるんですよ。
そこは行けなかったんですが、むさしキッズドームという施設がありまして。
この界隈に50種類の遊具が詰まっているそうです。昭和感漂う面白そうな遊具でした。
令和になったじゃないですか。こないだ。平成が終わったわけで。今、「昭和感」という言葉を使ったんですけど、そのうち「平成感」という言葉も生まれるんですかねぇ。全然想像つかないな。
ドームを中心にいろいろと遊具が展開されています。滑り台やローラー滑り台や綱や網などいろいろな遊具が。ドームの中身が気になったので潜入してきました。
らせん状の滑り台や外の滑り台につながる道や、ボールプールなどがありました。ここは雨でも遊べる秘密基地感あふれる場所でした。
ネモフィラの咲く花畑へ
こんな感じで写真を撮り終えた後、ここに子供たちを放流して私はネモフィラを撮りに行きました。ネモフィラどこでも咲いてる気がしてきますね。
国営ひたち海浜公園で一躍脚光を浴びた「ネモフィラ」です。見ごろは過ぎているそうなんですが、国営武蔵丘陵森林公園でも十分咲いていました。昭和記念公園にも咲いてましたから、全国の国営公園で咲き誇っているんじゃないかと思われます。
ネモフィラの写真とともに、ひたち海浜公園行きました!って言ったら騙せそうなくらいに咲いてましたよ。
ひたち海浜公園と比べると、本数では負けていると思いますが、人の少なさと快適さでは圧倒的にこちらに軍配があがります。2019年のゴールデンウィークも人がやばかったらしいですからね。ひたち海浜公園は。
ネモフィラの写真を撮りたいだけなら森林公園のほうがオススメですが、ひたち海浜公園に行く人はひたち海浜公園のネモフィラを撮りたいんですよね。私もそうでした。これだけ咲いてて、見ごろが過ぎているというのは、本当はもっとわーーっと咲いていたんでしょうかね。それはちょっとみてみたいな。
植物園が充実の中央口エリアへ
花を愛で終わってから次のエリアの中央口エリアへ向かいました。道すがら渓流の流れる風景があったので自転車を停めてちょっとぶらぶらしました。5月初旬の良く晴れた日は軽く汗ばむくらいの陽気だったので、川遊びをする子供たちもちらほらと。
中央口は花や植物園があるエリアです。渓流エリアのちょっと先にはルピナスというお花が咲いておりました。
地面から咲く藤の花のようなお花ですね。にょきにょきと沢山咲いてました。ゆるやかな坂の途中に色とりどりのルピナス。
ひとつの茎から規則正しく花びらが並んで、赤、紫、ピンク、紫と白のツートンの花など、お花って面白いですよね。カメラを趣味としてから花を撮るのが好きになりました。買ったり育てたりしたいとは全然思わないんですけど。撮るのは好きです。
ここから少し進むと植物園エリアに入ります。ハーブガーデンがあったのでそちらに立ち寄りました。
ハーブガーデンというくらいなので、ハーブと庭があります。ローズマリーやいろいろなハーブがあったと思うんですが、花の名に詳しくないので、ローズマリー以外思い出せないや。すみません。噴水がありましたよ。
植物園というエリアがあって、そこにいろいろなお花が咲いて居たり植えられていたりしまして、エリアの中に休憩所が併設されているボタニカルショップがあったので、そこでソフトクリームを食べて休憩しました。
ボタニカルショップではバードウオッチングが楽しめる座席や、鳥の本や植物の本などが置いてあります。
食べ物を普段からあまり写真に撮らないので、一口食べてから写真を撮ってしまいました。食欲が勝るんですよね。歩き疲れた体に甘酸っぱいあまおうのソフトクリームが染みました。1つ450円なんですけど、シャーベットとまでは言わないけれど、シャリシャリの冷たくておいしいソフトクリームです。多分、乳脂肪分が控えめなんだと思います。濃厚なソフトクリームとはまた違った味わいがあります。
植物園とか子供の食いつきが悪いので、子供たちは近くの広場で遊んで待ってるといわれて奥さんと二人で植物を見て回りました。まぁ、子供のころは花なんかみても面白くないものね。
彫刻エリアに行ってみました
中央口エリアには彫刻広場というゾーンがありまして、第一級の9作品が展示されているそうなんですが、2作品しか発見できませんでした。
なんというか、なにもわからない。なんのポーズかもわからない。何を伝えたいのかもわからない。うまいのか下手なのかもわからない。そういう彫刻がここにありました。
強いて言うなら、禿げたおっさんが、未練がましく後頭部の髪を伸ばし、それをかきあげ、鏡に映った自分を眺めるナルシズムにあふれたポーズという感じでしょうか。
台座に「甫島」っぽい文字があるんですよね。おっさんの名前かな。
サイクリングロードを走破して1日が終了!
こんな感じで森林公園内をぐるりと一周しました。北口エリアもあるんですが、そこはドッグランがメインみたいで、立ち寄らずに終了しました。17kmを自転車で1周するのはなかなか大変でしたが、森林を楽しみながら走るサイクリングは楽しかったです。マイナスイオンが出ている感じが良いです。
東京ドーム65個分の敷地面積を誇る国営武蔵丘陵森林公園は、日本で最初の国営公園とのこと。有料の公園なんですけど、有料であるがゆえにいろいろと管理が行き届いていて、丸一日遊べる良い場所でした。そんなに高くないですし。
超広いのでレンタサイクルの利用をお勧めします。ただ、自転車で回るデメリットとして、1周が17kmあって、一方通行なので、行きたい場所を通り過ぎると戻ってくるのが結構困難な気がします。サイクリングロードの途中で折り返し地点などもあるので、むりやり一周しなくてもいいんですけどね。
広いゆえに戻りたくないという心理障壁は間違いなく生まれますね。うちは下の子が小学2年生なんですが、坂道が結構つらかったみたいです。途中で漕ぐのをやめて押して歩きだすシーンも1回ありました。
でも、そういうのも含めて家族で自転車で公園を回るというシチュエーションがあまりないので、それはそれで楽しかったです。幼稚園児のお子様とかだとちょっと辛いかもしれません。目を離せないですしね、一人で自転車乗せても。
今回はゴールデンウィークで宿が高い上に予約が取れなかったので日帰りで遊びに来たんですが、川越や秩父などと絡めて泊りで遊びにきても楽しめるんじゃないかと思います。近くに住んでいたらちょこちょこ遊びに来たい公園です。
ゴールデンウィークでもそこまで混雑と感じなかったので夏休みなどの繁忙期でも十分楽しめるのではないかと思います。家族連れでそんなにお金をかけないで楽しめる国営公園はオススメです!