邦楽インストバンドについて語りたい
音楽が好きで色々聞くんですが、最近はインストバンドの音楽が好きです。
インストバンドはその名の通りインストゥールメンタルな音楽をバンドでやっている音楽です。
簡単に言うとボーカルがいないので歌詞がない。楽器だけの音楽。
歌がない音楽なのでBGMかのように思われると思うんですが、歌はなくともメロディーあって、人の声ではないメロディーもいいもんなんですよ。
ギターだったり、ピアノだったり、サックスだったりが刻むメロディーに、リズムがのって思わず聞き入ってしまう、そういう音楽が好きなんです。
そんな邦楽インストバンドからお気に入りの5バンドを紹介していきます。
SPECIAL OTHERS(スペシャルアザース)
インストバンドを聞くようになったきっかけのバンドです。
私以外にもそういう人は多いはず。フェスなどにもよく出ています。
聞いてて気持ちのいい音楽です。ギターとキーボードが前に出てぐいぐい引っ張っていく。
抑揚のある展開が心地よく、気持ちのいいリフやフレーズをなんどもくり返して進んでいくのが最高に気持ちいい。
Special Others - Laurentech
1曲あたりの時間が長いんですけどね、その時間を忘れてずっと聞いてたくなります。
紹介したローレンテック以外にも、いっぱいいい曲あります。
歌がなくてもメロがある。
その言葉が一番しっくりくるインストバンドがスペアザです。
SANOVA(サノバ)
ピアノ(キーボード)がメインのジャズバンド、「サノバ」です。
SANOVA『東海道メガロポリス』Music Video Full Ver.
ピアノって幼稚園の時から聞いてる音で、なじみ深い音ですよね。
ピアノがメインの音楽好きなんですよ。
私はピアノが弾けないので技術的なことはよーわからんのですが、ジャズピアニストの紡ぐ音ってなんであんなに楽しのそうに聞こえるんですかね。
「音のハネかた」というか「音と音の間」というか、言い方わかんないけど、いいですよね。
疾走感のあるリズムとメロディー。
…。
……。
………。
書く前からわかってたけど、音楽を語るに語彙力が足りなすぎる。くそ。同じことしか書けない気がしてきたので次から、なるべく情緒豊かに語りたいと思います。
同じ言葉しか出てこなくてくやしいんじゃ。
indigo jam unit(インディゴジャムユニット)
黒いイメージのあるバンド。骨太なベースラインとジャズピアノがのっかってすさまじい迫力を生み出しています。
インディゴジャムユニットはCDを録るときに一発録りと呼ばれる、音を重ねてとる録り方ではないライブ的な音にこだわっていると聞きました。
このグルーヴを一発録りでCDにするってやばいですよ。狂気の沙汰ですよ。
indigo jam unit "Roots" PV
Youtubeで紹介している「Roots」聞きました?
ドラムの音に、ピアノが絡んで、ベースが乗っかる瞬間、聞きました?
同じリズムを繰り返しながら、少しずつ加速していき、臨界点を迎える。
そこから展開されていく音楽に胸、おどりましたかね?
カッコ良くないですか?
この音楽聞きながら、コーヒー飲みながらたばこの煙をくゆらす極上の一時を想像してみてくださいよ。最高じゃないですか。
私は会社の昼休みはいつもひとりで、大体喫茶店にいって、パンとコーヒーを楽しんで、余った時間で音楽聞きながら、色々考えたりしてるんですけど、いい時間を過ごせているといつも思っています。
大人の時間という余裕ある楽しみ方をできます。
重低音に耳がいきがちなんですが、ピアノの音も、ドラム(パーカッション)の音も存在感がすごい。
toconoma(トコノマ)
チャカチャカチャカチャカというカッティングギターがかっこいいトコノマです。床の間。
MVのコミカルな衣装に騙されてはいけません。音に耳をすませてください。
toconoma"relive" MV
トコノマのリライブという曲は、ギターで始まって、ギターが引っ張っていくと見せかけて、キーボードがおおいかぶさるのにギターの存在感が最後まで消えずに、キーボードと共存している稀有(けう)な曲です。
ハジマリを告げるギターからワクワクさせてくれる、大好きな一曲です。
音の出す雰囲気ってあるじゃないですか。
インディゴジャムユニットは黒いイメージと書きましたが、トコノマは明るめの青のイメージ。明るすぎない落ち着いた明るめの青。
トコノマは、給料日後の少し気分がウキウキしているときにマッチする、そんな楽しげな音を聞かせてくれるバンドです。
toe(トー)
最後はtoeのグッドバイで締めたいと思います。
Toe - グッドバイ Goodbye Feat. Toki Asako
Youtubeを見てもらうと、いや、ボーカルいるやん、と誤解を受けそうなのですが、歌っているのはゲストボーカルの土岐麻子さんで、ほかの楽曲では基本的にボーカルはいません。
インストバンドといっても、たまには歌入れたくなるじゃないですか。細かいことはいいんですよ。
toeの楽曲はTVCMで使われることがあるので、もしかしたら知らない間に耳にしていることもあるかもしれません。
タバコのJTで使われていた記憶があります。あとポカリスエットだったかな。
2つのギターがそれぞれをの音を尊重しながらゆったり進んでいく、ドラムの不規則にも聞こえるほど特徴的な打音。
toeの作る世界は、どこかさびし気で、はかなさを感じる情緒ある音なんですよね。ジャンル的にはポストロックと呼ばれています。
言葉におこすと癒し系のヒーリングっぽいイメージに聞こえるかもしれないんですが、まったく逆ですからね。いやされるどころかつき動かされる。
張り詰めた緊張感、
ボクサーが試合前のリングに向かう少し手前、
シャドーボクシングでひととおり体をほぐし、
控室で頭からタオルをかぶって、
コンセントレーションを高めて、
これから花道に向かう。
そんなイメージですね。言うなれば。
インストバンドの魅力は伝わりましたでしょうか
私の好きなインストバンドを5バンド紹介しました。
ほかにも大好きなインストバンドはありますので、好評だったら第二弾をやりたいと思います。
好評じゃなくてもやりたくなったら第二弾をやりたいと思います。
あまり使いたくないワードですが、マイナーな音楽に分類されると思うんですよね、インスト系のバンドは。
そんなバンドをあまりお金をかけずにツタヤディスカスのレンタルCDを利用して聞いています。
サブスクの音楽でも聴けると思いますので、ちょっとでも新しい音楽に触れるきっかけが作れれば幸いです。