SONY α7Ⅲのレンズ5本を比較してみました!
2020年2月4日に望遠レンズ SEL70300G を購入しました!
望遠レンズ、でかくて重いからいらないと思ってたんですが、昔取った鳥の写真をツイッターでUPしてまして、レタッチしてたら望遠レンズ欲しくなったと。
これで手持ちのレンズが5本になりました。
レンズ沼にはまってきたけど、とりあえずこれで一通りのレンズがそろったのでしばらくは大人しくしたいと思います。
使っているカメラはSonyのミラーレス一眼α7Ⅲです。
保有しているEマウントレンズ情報
写真の左から順にメンバー紹介していきます。
同一の被写体をレンズごとに撮影して作例比較をしてきました。
単焦点レンズ SEL50F18F
Sonyのミラレース一眼 α7Ⅲを購入した時に一緒に買った格安の単焦点レンズ SEL50F18F。
撒き餌レンズと呼ばれる、コスパが優秀な単焦点レンズです。
格安レンズでも明るくきれいに撮れるので初心者にはオススメの1本。
レンズマウント | ソニー Eマウント |
---|---|
焦点距離(mm) | 50mm |
最短撮影距離 | 0.45m |
画角(35mm判) | 47° |
開放絞り(F値) | 1.8 |
最小絞り | 22 |
重量 | 186g |
外形寸法 最大径x長さ(mm) | 68.6mm x 59.5mm |
スペックはソニー公式サイトより引用
マクロレンズ SEL50M28
商品紹介の撮影用に購入したマクロレンズ。
単焦点レンズ SEL50F18Fが寄れなくてそれを解消するために購入しました。
レンズマウント | ソニー Eマウント |
---|---|
焦点距離(mm) | 50mm |
最短撮影距離 | 0.16m |
画角(35mm判) | 47° |
開放絞り(F値) | 2.8 |
最小絞り | 16 |
重量 | 236g |
外形寸法 最大径x長さ(mm) | 70.8mm x 71mm |
スペックはソニー公式サイトより引用
ズームレンズ SEL2870
カメラ本体とのセットで付いてきたズームレンズ。
付属のレンズなので、汎用性は高く初めての1本にはちょうどいいレンズ。
中級者以上の方には少し、物足りないレンズかもしれない。
日常のスナップ写真や運動会などでも活躍してくれる。
レンズマウント | ソニー Eマウント |
---|---|
焦点距離(mm) | 28mm-70mm |
最短撮影距離 | 0.30m-0.45m |
画角(35mm判) | 75°-34° |
開放絞り(F値) | 3.5-5.6 |
最小絞り | 22-36 |
重量 | 295g |
外形寸法 最大径x長さ(mm) | 72.5mm x 83mm |
スペックはソニー公式サイトより引用
広角レンズ SEL24F14GM
初めてのGMレンズで高いんだけどすごい使い勝手が良くて、お気に入りのレンズ。
広角で風景撮影や、商品撮影など幅広くつかえる1本。
F値の開放が1.4と明るく撮れる。
あてもなくぶらぶらするときはこのレンズを片手にお散歩してます。
レンズマウント | ソニー Eマウント |
---|---|
焦点距離(mm) | 24mm |
最短撮影距離 | 0.24m |
画角(35mm判) | 84° |
開放絞り(F値) | 1.4 |
最小絞り | 16 |
重量 | 445g |
外形寸法 最大径x長さ(mm) | 75.4mm x 92.4mm |
スペックはソニー公式サイトより引用
望遠レンズ SEL70300G
これが今回購入した望遠レンズ SEL70300G!
まだ使い込んでいないので、詳細なレビューは使い込んでから書きます。
レビュー記事書きました!
レンズマウント | ソニー Eマウント |
---|---|
焦点距離(mm) | 70mm-300mm |
最短撮影距離 | 0.90m |
画角(35mm判) | 34°- 8°10' |
開放絞り(F値) | 4.5-5.6 |
最小絞り | 22-29 |
重量 | 854g |
外形寸法 最大径x長さ(mm) | 84mm x 143.5mm |
スペックはソニー公式サイトより引用
被写体を同一距離から撮影したときの違い
各レンズの違いを把握するために、同一の距離から違うレンズで撮影した画像を用意いたしました。
画角の違いとどれくらいズームで撮影できるかが把握できます。(自分用)
写真はレタッチなしのJPGです。
まずはズーム機能のない、単焦点3つのレンズからいきます。
単焦点レンズ SEL50F18Fの写真
画角が47°となっており標準的なスペックのレンズです。
普通に撮りやすい画角です。
マクロレンズ SEL50M28の写真
単焦点レンズと同じく画角が47°でほぼ同じ写真になりました。
広角レンズ SEL24F14GMの写真
画角が84°とずば抜けて広いのが広角レンズの特徴です。もっと広いと魚眼レンズでフィッシュアイと呼ばれますが、そこまでは広くない広角レンズ。
先の単焦点レンズとマクロレンズと比較して、同じ距離から撮影しても、被写体の風景が遠くに写るのが特徴です。
次にズームレンズと望遠レンズに行きます。
ズームレンズは広角端(ワイド端)とテレ端(ズーム端)の2種類をUPします。
ズームレンズ SEL2870の写真
一番引いたときの画角が75°と単焦点レンズとマクロレンズよりも広く撮れるレンズです。
一瞬、広角レンズと変わらない画角かと錯覚しますが、広角レンズで写っている左端の木や、右端の石の量が違うので、広角レンズよりは画角が狭いのがわかります。当たり前なんだけど。
続いて一番ズームして撮った写真。
一番ズームした距離が70mmなので、ほどほどにズームができるレンズです。
日常使いだと困らないけど、動物園や運動会などでは少し物足りないズームの距離なんですよね。
望遠レンズ SEL70300G
お待ちかねの望遠レンズの登場です。どれくらいズームできるのかが気になりますね。
こちらも広角端とテレ端の2種類UPします。
画角は34°- 8°10'という正直、意味が分からない表記になっています。
広角端はズームレンズSEL2870の一番ズームした時と同じ70mmになっているため、ズームレンズとほぼ同じ画角と写真になっています。
よく見るとこっちのレンズの方が色が濃く撮れてます。
これが300mmズームの実力!
めっちゃズーム!
これを片手に動物園行ったらいい写真撮れそう!
ちょっとF値が4.5-5.6なので、暗所の撮影に不安はあるものの、ぐいーっと寄れるのは楽しそうです!
レンズごとの画角の広さをまとめました
レンズ名 | レンズ種 | 画角 | 画角テレ端 |
---|---|---|---|
SEL50F18F | 単焦点 | 47° | |
SEL50M28 | マクロ | 47° | |
SEL24F14GM | 広角 | 84° | |
SEL2870 | ズーム | 75° | 34° |
SEL70300G | 望遠 | 34° | 8°10' |
続いて最短距離撮影比較
ズームの性能と画角の違いを比較したので、今度は近くを撮影した時にどういう画角の違いと、最小焦点距離で撮影した時のオブジェクトの大きさ比較をしていきます。
単焦点レンズ SEL50F18Fの写真
最短撮影距離が0.45mと寄れそうで寄れない微妙な距離の単焦点レンズSEL50F18Fです。
この焦点距離の話は前回のレンズ比較の記事を参照してもらうとよくわかります。
ベンチにスマホを置いてそれを撮影しました。
マクロレンズ SEL50M28の写真
マクロレンズは別次元の写真になりますね。
最短撮影距離が16mmなのでここまで寄れます。
これは、寄りに特化したレンズなので、ここまでの近接写真の撮影が可能になると。
広角レンズ SEL24F14GMの写真
最短撮影距離は0.24mと寄って撮影ができるものの、広角レンズの特性上、大きくというより広く撮れるレンズです。
ここからはズームレンズ。
ズームレンズ SEL2870の写真
最短撮影距離は0.3mと単焦点レンズSEL50F18Fよりも近づいて撮影が可能なズームレンズです。
近づいた状態でズームするとこれくらいの大きさで写真が撮れます。
望遠レンズ SEL70300Gの写真
最短撮影距離は0.9mで、被写体との距離はちょっと遠いんですが、最小でも焦点距離が70mmのズームなのでそこそこ大きく撮れます。
ズームレンズのテレ端と同じ焦点距離70mmですが、最短撮影距離が0.9mなため、ズームレンズよりも小さくなります。
最短撮影距離からズームの300mmで撮るとこれくらいの拡大写真は撮影可能!
マクロレンズにはさすがに及ばないものの、マクロレンズに次いで大きく被写体を写すことが可能です。
レンズごとの最短撮影距離をまとめました
レンズごとの最短撮影距離と焦点距離の違いをまとめました。
レンズ名 | レンズ種 | 最短撮影距離 | 焦点距離 |
---|---|---|---|
SEL50F18F | 単焦点 | 0.45m | 50mm |
SEL50M28 | マクロ | 0.16m | 50mm |
SEL24F14GM | 広角 | 0.24m | 24mm |
SEL2870 | ズーム | 0.30m-0.45m | 28mm-70mm |
SEL70300G | 望遠 | 0.90m | 70mm-300mm |
5種類のレンズ比較した感想
前回、同じような内容で3種類のレンズ比較をしたときは、安価に変えるレンズでの比較だったんですね。
そのときに比べてGMレンズの広角レンズと、Gレンズの望遠レンズが加わりました。
これにより高級レンズ VS 安価レンズの比較が図らずも行えたわけですが、写真に写らないところで高級レンズと、安価レンズの違いが実感できます。
一番の体感の違いは、ピントが合う速度が段違いで違いました。
高級レンズはピントの合焦速度が早い
マクロレンズは、合焦速度がもの凄く遅いんです。じーーーっと音がなって被写体を探してから「ピッ」と合う感じ。
前回はそこまで感じなかった単焦点SEL50F18Fも、マクロレンズと比べると早いものの、合焦までに時間がかかることが実感できました。
GMレンズのSEL24F14GMと、望遠レンズのSEL70300Gは合焦が「ジー」という動作音も時間もなく、「ピッ」とすぐに合います。
レンズの売価も段違いなんで、このへんは使用用途に合っていれば特に問題なく使えます。
解像度の違いはあるけどまぁ許容範囲
高級レンズの特徴に細部までしっかり解像してくれるという点があって、実際に高級レンズで撮った写真のほうが細部までつぶれることなく描写してくれます。
ただ、WEBに使う写真という点においては、JPGの圧縮で書きだすのでそこまで顕著な差は望みづらいところですね。
とはいえ、WEBじゃなくてプリントした時の画質の差に現れるので、写真として楽しむには解像度の高いレンズの方が嬉しいわけです。
レンズの違いがそれぞれ違うのが良い
望遠レンズを購入したことで、マクロから望遠までレンズ選択の幅が広がりました!
これは写真を撮影する楽しさが増えました。
反面、持ち歩くレンズが増えたのがデメリットですね。嬉しい悩みと言えば嬉しいんですが、交換レンズもそこそこの重量があるから選抜してもっていかないとかさばってしょうがないです。
普段使いは広角レンズと単焦点
気軽に持ち運べて汎用性の高い広角レンズと単焦点がメインのレンズになりそうです。
旅行なんかに行くときは望遠レンズも持っていきたいところですね。かさばるけども。
マクロレンズは、スナップに向いてないので目的がはっきりしてないときはあまり持ち歩かなくてもよいかなと。
家で商品撮影するときや、よしマクロでなんか撮るぞと決め打ちの時に活躍してくれる感じです。
ズームレンズの登板が減りそうな予感です
望遠レンズの登場で影が薄くなったのがズームレンズ。
手軽に持ち運べるという点では優れていますが、ズーム性能が70mmとちょっと物足りないんですよね。
ズームしない写真は広角と単焦点のスペシャリストがいて、ズームで撮りたいときは望遠がいるので。
70mm前後の単焦点レンズを今後購入したら、完全にリストラ対象になりそうなレンズです。
ズームレンズのこれ1本で色々カバーできる汎用性は初心者向けなんですが、交換レンズが増えてくると物足りなさが出てくる。
うーん、まさに初心者向けのレンズ。
このGMレンズが手に入ったら、この子は存在価値がなくなるなぁ。
高いから当分買えないけど!
望遠レンズを使い込んだらレビューします
望遠レンズの練度がまだまだ不足しているので、じっくり使い込んだらレビュー記事を別途書こうと思っております。
鳥を撮りたくて購入したようなレンズなので、鳥を撮りに行きたいと計画中です!
これから卒業式や入学式、桜の季節や夏の旅行など、長い冬が明けて写真の楽しい季節がやってくるので、楽しみです!