SONY α7Ⅲでレンズの違いを比較・検証してみました
SONYのミラーレス一眼「α7Ⅲ」でレンズの違いにより写真がどれくらい違うのかを比較検証してみました。
比較検証と言っても私が持っているレンズでしか比較ができません。所有しているレンズは3種類。
ズームレンズ、単焦点レンズ、マクロレンズの3種類です。どれも価格が安くて、初心者の方が手を出しやすいレンズです。金額で見ると普通に高いんですけどね。カメラレンズは高いですよねぇ。
レンズ比較のボディに使っているのは2018年3月に買ったα7Ⅲです。
Eマウント ズームレンズ SEL2870
α7Ⅲのレンズキットとしてついてきた標準のズームレンズ。28mm~70mmの範囲でズームが可能。標準でついてくるレンズなので、これと言って特徴がない、標準的なレンズであろう。最短撮影距離は30cm~45cm。
解放のF値が3.5~5.6。295g
ソニー / 標準ズームレンズ / フルサイズ / FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS / デジタル一眼カメラα[Eマウント]用 純正レンズ / SEL2870 #125
37,700円 (税込)(Amazon参考価格)
SEL2870
Eマウント 単焦点レンズ SEL50F18F
カメラを買ったときについてきたポイントで購入した単焦点レンズ。手ごろな価格で購入できる単焦点レンズで撒き餌レンズとも呼ばれている。解放のF値1.8の明るめな単焦点レンズ。最短撮影距離が45cmと結構遠くて、思っているより寄れない。186g。
ソニー(SONY) 標準単焦点レンズ フルサイズ FE 50mm F1.8 デジタル一眼カメラα[Eマウント]用 純正レンズ SEL50F18F #119
32,000円 (税込)(Amazon参考価格)
新規光学設計により高画質を実現した、小型・軽量な開放F値1.8の大口径標準単焦点レンズ
Eマウント マクロレンズ SEL50M28
近接撮影に長けたマクロレンズ。焦点距離をレンズ横のスイッチで切り替えて最短撮影距離は16cmまで寄れる。単焦点レンズが寄れなくてマクロレンズを購入しました。解放のF値が2.8、236g。
ソニー(SONY) マクロ フルサイズ FE 50mm F2.8 Macro デジタル一眼カメラα[Eマウント]用 純正レンズ SEL50M28 #156
54,591円 (税込)(Amazon参考価格)
小型・軽量で日常使いに最適なフルサイズ対応の高性能標準マクロレンズ
カメラを使いこなすにはなれることが一番
カメラ関係の言葉って難しい言葉多くないですか?私が専門用語を覚えようとしないのもありますが、カメラ系のブログとか読んでてもなじみのない言葉が多くてイマイチ理解できないことが多いんですよね。なので、言葉やスペックじゃなくて、実際に撮ってみてレンズの違いや特徴を説明できればと思います。
同じ被写体を同じ距離から撮ったときの見え方の違い検証
持っている3種類のレンズで同一距離の被写体を撮影し、その違いを検証していきたいと思います。ロケ地は近所の公園です。
それぞれのレンズがどれくらいの大きさで被写体を映せるかの実験です。
ズームレンズ SEL2870の場合
ズームレンズの場合、最大限にズームした場合と、一番引いた場合の2種類を比較します。
一番引いた時の焦点距離が28mmでズームしたときの焦点距離が70mmなので2.5倍の差がでています。比較対象のない一番目のレンズなのでふーんという感じですね。
単焦点レンズ SEL50F18Fの場合
単焦点レンズ SEL50F18で立ち位置を変えずに同じベンチを撮るとこんな感じになりました。
焦点距離が50mmなので人間の肉眼の目と同じような見え方をするレンズです。
単焦点はスナップ写真は花の撮影によく使っています。ズーム機能がないので、被写体との距離を自分で動いて調整するレンズです。
マクロレンズ SEL50M28 の場合
単焦点レンズと焦点距離が変わらず50mmなので見え方はほぼ同じです。
単焦点レンズとほぼ変わらない画なんですが、よーく背景の木々を見ると、単焦点のほうが少しぼやけて、マクロレンズのほうが少しはっきりしています。F値が違うのでそのせいじゃないかと言われるとそうかもしれないんですが、ほぼ同じように撮れるということですね。
マクロレンズは超近接撮影をメインに使っていたんですが、普通にスナップとかでも無理なく使えそうな感じです。
寄れるとこまで寄って撮ってみる比較
最小焦点距離まで近づいて撮った写真を検証します。ピントが合うぎりぎりまで寄って撮った写真です。マクロレンズの優位性を出すためだけの比較に思えますが、どうなるか。
ズームレンズ SEL2870の近接撮影
ズームレンズの場合は、引きと寄りで両方出しておきます。
寄りで撮ると思っていたより寄って撮れるのに気づきました。
被写体との距離をレンズのズーム機能で詰めれるので、動物園や運動会などの動体を撮るのに適しているレンズが、ズームレンズです。
単焦点レンズ SEL50F18Fの近接撮影
単焦点なのに寄れないといわれているSEL50F18Fはこんな感じに。
ちょっとまって、ズームレンズのほうが寄れてないか。
と思ってカタログスペック見てみたら、ズームレンズの最短撮影距離は30cmで、この単焦点は45cm。最短撮影距離がズームレンズより短いとは思っていなかったので以外でした。
近接撮影でこのレンズを使うと撮りたいのにピントが合わないということが良く起こるので、これはそういうレンズなんだと思っていたほうが良いですね。
マクロレンズ SEL50M28 の近接撮影
マクロレンズは近接撮影のためのレンズなので一番寄れますね。当然ながら。
葉っぱの上にいるアリまで撮影できました。マクロレンズらしく、葉脈のスジまで映せてますね。
ちなみに、このアリにピントを合わせて撮ろうと頑張ったのですが、このレンズは動体撮影はあまり得意じゃないみたいで、なかなかビシッとピントがあった写真は撮れませんでした。20枚くらいとって1枚くらい。
花を撮ってみる
最後に花を撮ってみました。公園に咲いてた「ハルジオン」(多分)。
ズームレンズ SEL2870の近接撮影
ズームを使って上から撮り下ろすような方で撮影しました。ズームレンズでも結構、周りがぼけてますね。
単焦点レンズ SEL50F18Fの近接撮影
単焦点レンズも同じ構図で撮りました。同じ構図だと最短撮影距離もあまり変わらないので違いがほとんどわからないですね。なんだか、単焦点のネガキャンみたいになってしまった。単焦点レンズ好きなんですよ。
単焦点のF値を1.8で撮影してみる
単焦点レンズの強みでもある、解放のF値が一番明るい、いうのを生かして撮影してみました。F値1.8の最大で明るく、一番ボケる状態。
背景のボケ方がふわっとして、被写体のハルジオンも少し明るくなりました。この写真だとあまりその強みが感じられませんが、ここがほかのレンズとのアドバンテージですね。
マクロレンズ SEL50M28 の近接撮影
マクロレンズでの花を撮影すると、近づいて撮りますよね。