ソニー α7Ⅲで東京駅の夜景を撮影してきました
最近、写真をあんまり撮っていないなぁ、と思い、イルミネーションがきれいなこの時期に夜景撮影に行くことにしました。PENTAXのQ7のときは本体が小さくてカメラの価格もそんなに高くないので気軽に持ち歩けたんですが、フルサイズのα7Ⅲだと、いろいろ気をつかうのであんまり会社帰りに撮影などしていないんですよね。
せっかく買ったのにこれじゃいかんと反省してもう少しカメラを楽しみたいと思います。
久しぶりの夜景撮影で大失敗をする
というわけで12月22日(金)クリスマスを控えた3連休前の金曜日に東京の街に繰り出しました。カップルだらけかと思われましたが、そこまで多くなかったです。
何も考えずにズームレンズSEL2870を装着して、何も考えず普段通り撮影していたわけですよ。SONYのα7Ⅲって手振れ補正が効いて、ISOの感度も高いから、三脚をつけずに夜景撮影ができるのが強みなんですけどね、設定をちゃんと考えないときれいには撮れないですね。
夜景撮影の時にいつも使うのは単焦点レンズSEL50F18Fなんですけど、この日に限ってズームレンズで撮影したのが間違いの原因だった。
まずISOが高すぎて写真が超ノイズ。しかもこれちょっとレタッチしてます。なんでこんな設定で撮っていたのかと自分を問い詰めたい。
言い訳をすると、久しぶりの撮影で夜景撮影自体は何回か撮ったことがあるので、慎重さにかけていました。あとレンズがズームレンズで、構図ばっかり気にしてて、撮影の設定ほとんど気にしていなかったわけです。
液晶のプレビュー画面は小さくてノイズが気にならなくて、明るさもこれくらいならいいだろとそこだけ気にしてました。
レンズの違いで差が出る理由 明るく撮れるというメリット
私のカメラ知識なんて間違いだらけな気がしてちょっと怖いんですが、明るいレンズというのはF値の値が小さいものです。多くの光を取り込むことができるんですよ、このF値の下限が低いものほど。
ズームレンズのF値の開放が3.5、単焦点のF値開放が1.8。約2倍くらい違うわけですね。数字のすると3.5と1.8なんでそんなに大きく違わない気がしますが、約2倍の差があります。
ズームレンズSEL2870と単焦点SEL50F18Fでは、単純に言うと約2倍の明るさ、暗さで撮れてしまうと。
で、F値が小さいレンズは夜景に向いてないかといえば、単純にそうではなくて、その分シャッター速度を遅くしてより光を取り込めるようにする必要があるんですが、スローシャッターの場合、手持ちで撮影するとどうしてもブレてしまうので三脚を使ったりして撮影するのが一般的なわけです。
それに加えて、ISOという高感度に撮影できる機能があります。この値が大きいほど明るく撮影することができるんですが、代わりに写真にノイズが乗ります。ISOの値が高ければ高いほどノイジーな写真になるわけです。
今回撮った写真はF値が5.6、ISOが204800。F値が最適でなく、シャッター速度も普通にしたために、ISOがMAXになり、ノイズな写真のできあがりと。
この状況にさっさと気が付けば良かったんですけどね、レンズを変えるまでそのまま撮ってました。終わってるね。
季節はクリスマスですから、クリスマスツリーとかをね。
こんな救いようのない設定で撮っていたと。
クリスマスツリーとか、連休明けたら終わりですねぇ。いやー大失敗ですわ。一応、この写真を撮ったあとから単焦点レンズに変えて撮影しました。
これだからカメラは面白いですね。設定の良しあしですさまじく仕上がりに差が出るわけですよ。この失敗を次に生かすようにしたいと思います。
単焦点レンズは明るいのでまともに夜景が撮れました
東京駅の周辺はイルミネーションがされていてまして、12月24日~12月28日までミチテラス東京2018というイベントが開催してます。私はその前に行ったのですが、2年くらい前にいったことがあります。人が多すぎて写真どころじゃなかったです。
そのイベント前の22日金曜日は会社帰りのサラリーマンが多かったですが、撮影は普通に行えました。東京駅の赤レンガ駅舎側の皇居に向かうストレートな道がありまして、主にそこを撮ってました。
イチョウの葉っぱの黄色とイルミネーションの光がきれいで、このイチョウを中心に撮影してました。設定がまともだったらキレイに撮れるでしょ?α7Ⅲはいいカメラなんですよ。これ、三脚なしで手持ちで撮れますからね。
使っているレンズも単焦点レンズの中で最安値のSEL50F18Fです。
高いレンズのほうがいろいろと優れていると思うんですが、SEL50F18Fでも十分戦えますよ。
イチョウの葉っぱとイルミネーションの光の玉ボケとピンのあったカオスな写真。いい感じで撮れました。
奥ピンと手前ピンで東京駅をバックに
キレイになった東京駅の赤レンガ駅舎。
イチョウにピンを合わせると雰囲気が変わります。
イルミネーションをにぎやかに
東京駅を少し進んだ通りでも、イルミネーションがされておりまして、直線がずらーっと光り輝いていました。
このイルミネーションがされている通りは歩行者天国になっていまして、車は通行止めで安心してイルミネーションを楽しめます。
夜景を撮っていたら広角レンズが欲しくなった
こんな感じで夜景撮影をしていたんですけど、寄って撮る写真はいいんですが、でっかいビルや駅舎を思い通りに撮りたいと思うと、広角レンズが欲しくなりますね。
赤レンガの駅舎と近代的なビルがあって、絵になるんですけど、私の腕と単焦点の画角だと、思い通りの写真が撮れませんでした。
こんな感じで、いい写真も撮れたんですが、久しぶりということもあって色々と思い出すことの大きい撮影になりました。
広角レンズを購入してもう一度撮影に行こうと思っております。
広角レンズは注文した!あとは到着を待つばかり
撮影を終えて、家に帰ってきてライトルームを開いて、愕然としわけなんですよね。PCでみて初めて今回の惨劇に気づいたので。
夜景撮影は奥が深いのでちゃんと設定しないとダメだなと、反省しつつ、ズームレンズくらいの画角で明るく撮れるレンズが欲しくなりました。
色々と探してみると最近ソニーから広角レンズが出ているじゃないですか。2018年10月26日に。F値が1.4で、軽くて短い持ち運びに便利な広角レンズです。
金額がねぇ、高いんですけどねぇ、約18万円。ちょっと悩んだんですけど、ボーナスも出たしいいかと、私には珍しくほしくなったその日に注文しました。
ただ、入荷待ち状態でいつになるかわからないんですが、届きましたらレポートします。
▼広角レンズ届いたのレビューUPしました!
最後にお気に入りの一枚で終わりたいと思います。
イチョウとイルミネーション。