2019年4月3日 九段下 千鳥ヶ淵 α7Ⅲで桜撮影
2019年4月3日にソニーのミラーレス一眼のα7Ⅲを片手に夜桜撮影に行きました。去年は買ったばかりのα7Ⅲでしたが今年は2年目。そこそこα7Ⅲの扱いにも慣れてきました。少しだけですけども。
最近購入した広角レンズのSEL24F14GMと単焦点レンズのSEL50F18Fの2種類の交換レンズで参戦しました。ズームレンズも一応持っているんですが、F値がそんなに明るくないので、今回は使わずにおりました。
使用したレンズ1 SONY 広角レンズ SEL24F14GM
初めての10万円超えの高級レンズ。2018年12月に注文したら2019年2月に届いた品薄の大人気レンズ。買ったばかりでまだまだ使いこなせていない。
使用したレンズ2 SONY 単焦点レンズ SEL50F18F
α7Ⅲを購入した際のポイントを利用して購入したソニーの撒き餌レンズ。アマゾンの評判はイマイチだけど、めちゃくちゃ気に入っているレンズです。安くて軽くてキレイに撮れる。
千鳥ヶ淵の桜と言えば、関東のみならず日本の中でも指折りの桜の名所です。毎年桜の季節に訪れています。仕事帰りなので夜桜しか見たことないんですけどね。
東西線の九段下駅を降りて千鳥ヶ淵に向かうと、夜桜を求めた人々の列ができています。
千鳥ヶ淵の入り口には東京タワーを見渡せる絶景ポイントがあるんですが、順番待ちの列ができていまして、そちらはスルーしました。だって列長いんだもん。
その行列を横目に、千鳥ヶ淵の皇居のお堀沿いにある桜並木へ。お堀には川があるので、川べりの桜がライトアップされてそれはきれいな風景になっています。
千鳥ヶ淵のライトアップは先日訪れた、門前仲町の「お江戸深川さくらまつり」のライトアップよりも優しい光で、光が強すぎずいい感じでした。黄色掛かった昼光色のライトです。
SONY 広角レンズ SEL24F14GMでの夜景撮影が楽しい
SONYの広角レンズSEL24F14GM + α7Ⅲでの撮影にもだいぶ慣れてきました。扱い慣れるといろいろと良いところが見えてきます。
F値開放が1.4と非常に明るいので、夜景撮影にはまったく問題なし。焦点距離も24mmと近いので近接撮影も問題なし。夜桜撮影にはもってこいのレンズになっています。
ただし、近接撮影といっても広角レンズなので、寄って撮っても被写体が肉眼でみるよりも小さく写ります。少し遠くに写るイメージです。イメージというか実際小さくなるんですけど。
広角レンズなので画角が広く、撮りたい被写体のピンをどこにとらえるかで写真のイメージが大きくかわるなぁと感じています。私の写真の撮り方は基本的にセンターピンのシングルフォーカスで撮影しています。
撮りたい被写体を真ん中でピントを合わせて、その後構図を変えてシャッターを切る、という撮り方です。なので何も考えないで撮っているときはいわゆる日の丸構図になりがち。
普通のレンズだと被写体が占める割合が大きいので、つまらなくなりがちなんですが、広角レンズで撮るとその他の風景が映り込むので、奥行がでて結構いい写真になります。主観ですけどね。
広角レンズの構図を工夫して撮った写真 自分なりに
日の丸構図ではなくて、ピンを合わせた桜を左に写し、お堀の水面やぼかした桜を写して奥行感をだして撮りました。桜の細かい描写もしっかり解像してくれてキリッとキレイにとれました。
こんな感じにうまいこと背景のぼやけた写真が撮れます。左の桜にピントがあるので、普通だったら真ん中に撮るわけですが、それだと平凡なのでお堀と桜の風景をあえてぼやかして撮ってみました。
映り込む背景の量が多い広角レンズならではの写真がなかなかうまくとれたかなと満足しています。
広角レンズらしい広い画角の写真 単焦点レンズとの比較写真
広角レンズらしく横に広い写真も。ちょうど去年撮った写真と同じようなところから広角レンズで撮影したので比較してみます。撮影時期が1年違うのでちょっと違いますが、まぁ細かいことは置いといて。
↓これが今年撮った広角レンズの写真
↓こっちは去年撮った単焦点レンズの写真
広角レンズと単焦点と比べると同じところから撮ってもこれくらい違いがあります。焦点距離は広角レンズが24mm、単焦点が50mmと約2倍の差があります。
焦点距離が大きいほど被写体は大きく写りますので、約2倍くらいの差がでています。
どっちが良い写真かは見る人によって異なるので、そこは大した問題ではないんですが、どういう写真を撮りたいかでレンズを選択できるのがレンズを交換して撮れるミラーレス一眼の良いところ。
実際はレンズ交換がちと面倒で、その時つけているレンズで撮る、ということが多いんですけどね。人も多いこういうところだと特に。一人でゆっくり撮影できるときはちゃんとレンズを選択して撮れるんですけど。
ライトアップの色が変わる千鳥ヶ淵のフォトスポット
千鳥ヶ淵は有名な夜桜スポットなので、人が多くて、落ち着いて写真を撮るというには程遠い環境です。ライトアップの色が変化する桜が途中にあるんですが、みんなカメラを構えて撮ってました。さっき紹介した写真の真ん中あたりにある、ひときわ明るく写っている桜がここです。
こういうガヤついた写真も撮れるのが広角レンズですね。被写体以外にも周りの風景をしっかり写真に収められる。
このライトアップされた桜を折り返し地点にして、来た道を戻ります。去年はずーっと先まで歩き続けて皇居をぐるっと一周して、大手町から帰ったんですが、今年はおとなしくUターンしました。
ここでレンズを広角レンズSEL24F14GMから単焦点のSEL50F18Fへチェンジ!
SONY α7Ⅲと単焦点レンズ SEL50F18Fで撮る夜桜
広角レンズの場合、画角の広さを生かした風景写真が中心になるんですが、単焦点の場合、画角が狭い分桜にスポットを当てた写真を撮ってきました。
私の持っている単焦点レンズはソニーの交換用Eマウントレンズの中でもフルサイズ用では最安値の単焦点レンズです。レビューの評判はそこまで良くないんですけどね、私の中では絶対にもっていく1本になっています。高いレンズ持ってないだけという話でもあるんですが、このレンズでも十分満足いく写真が撮れるのが大きいです。あと軽くて小さいから持ち運びやすい。
単焦点レンズ SEL50F18Fで桜の花ビラを中心にとると大体同じような絵になります。
もちろん細かい違いはいろいろあれど、どの花びらにピントを合わせて、撮影角度や光の当たりぐあいのよさそうな桜を選んで撮ったりするわけですが、見る人からしたら大した違いがないんじゃないかなと。
ライトアップが弱くてもしっかりとれるSEL50F18F単焦点レンズ
そんなことを考えながら、ライトアップがされてない、街灯に照らされた桜を撮ったりもしました。
桜全体がライトアップされていないので、明暗がくっきりしていて夜桜らしい写真が撮れました。光源の位置が右にあるのが良くわかる写真ですね。
ほかにも桜のアップばかりでは絵替わりしないよなと思って少し引いて撮ったり。
引いて撮ると桜ってごちゃつくんですよね。こういう写真がまだうまく撮れないのが悩みですねぇ。インスタでこういう桜をうまく撮れる人は本当に写真を撮るのがうまい人なんだろうなぁと感じます。
散ってしまって桜が少ないのか、まだこれから咲くのかわからないんですが、ちょっとだけ花びらがついている桜を撮りました。
桜のピンクばかりでちょっと食傷気味になっていたんでしょうねぇ。緑成分の多い写真が後半増えてました。後から振り返るとその時の撮影した心理が写真に表れている気がします。
広角レンズと単焦点レンズの違いを実感できた夜桜撮影でした
広角レンズSEL24F14GMと単焦点レンズSEL50F18Fで撮り比べていろいろと違いがわかってきました。単焦点レンズSEL50F18のレビューで読んだことのある合焦が遅いという点。広角レンズのSEL24F14GMを使うまで、遅いと感じたことはなかったんですが、それと比べると確かに遅いなと実感。
ただ、遅いといってもすごい遅いわけじゃないので別にストレスは感じていませんが、比較すると若干遅いね、と思いました。ということはアマゾンでレビュー書いている人はいいレンズ持ってるんだろうなぁと。いいなぁ。
単焦点レンズ SEL50F18Fでも背景もしっかりぼけて撮れますし、コストパフォーマンスは最高に良いレンズです。
加えて私はレタッチが好きなので、カメラとレンズ単体での写真の良しあしをそこまで重視してないのも大きいのかもしれませんが、それでもキレイに撮れるレンズだと思ってます。
レタッチの具合を変えると写真の印象をガラリと変えられるのが面白いところ。レタッチはアドビのライトルームCCを使っています。
2枚の写真は別の写真なんですが、似たような構図で撮った同じ桜です。片方は暖色で柔らかくレタッチして、もう片方は寒色でクールな印象にしてみました。
私はコントラストが強めでメリハリのある写真が好きなんですが、柔らかく仕上げたり、色味や彩度を変えたりするのが楽しいんですよ。
こんな感じで毎年恒例になりつつある、千鳥ヶ淵の夜桜を撮影してきました。千鳥ヶ淵は人が多いんですが、中目黒と比べるとそこまでは人が多いくないので、写真が若干とりやすいです。それでも存分に人は多いんですけどね、中目黒の異常な人の多さに比べると全然マシです。あの街のこの時期の人の多さは本当に異常だと思います。キレイなんですけどね。
春になって暖かくなり、花や気候が写真を撮りたくさせるいい季節になってきました。これからもバシバシと写真を撮ってUPしていきます!よろしくお願いいたします。
初めての広角レンズSEL24F14GMでの撮影はこちら
初めてのソニーGMレンズ SEL24F14GM広角レンズを使って撮影した東京駅の写真です。