SONY Eマウント 望遠レンズ SEL70300Gの作例集とレビュー!
2020年2月にソニーの望遠レンズ SEL70300Gを購入して、ちょこちょこ写真を撮ってきました!
購入した動機の大きな割合が「鳥を撮りたかった」ので、静岡旅行に行って、鳥の撮影をメインにこのレンズを使ってきました!
買う前は、でかくて重い望遠レンズはいらない、と思ってたんですが、買ってみたら思っていた以上にでかくて重いレンズです。
ただ、それを補って余らないくらいに楽しいレンズであることが実感できました!
こいつを持ち運ぼうとするとリュックをしょっていかないといけないのが一番のデメリット。
小さいカメラバックだとこれ1本でスペースが足りなくなるので。
重量のほうは約1.6kgでした。本体込みで。
レンズだけだと854gとなっています。
ソニーのEマウント望遠レンズ SEL70300Gのスペック
70mm~300mmまでズームできる望遠レンズ!
GMではなくGレンズになっております。
レンズマウント | ソニー Eマウント |
---|---|
焦点距離(mm) | 70mm-300mm |
最短撮影距離 | 0.90m |
画角(35mm判) | 34°- 8°10' |
開放絞り(F値) | 4.5-5.6 |
最小絞り | 22-29 |
重量 | 854g |
外形寸法 最大径x長さ(mm) | 84mm x 143.5mm |
スペックはソニー公式サイトより引用
手持ちのレンズ全5本との比較記事も書きました。
α7Ⅲのレンズを探している方にはオススメの記事です。
あんまり高いレンズ持ってないんですけど。
SEL70300Gのスペック上の良いところ
スペックの良いところは70mm~300mmという守備範囲の広さですね。
望遠レンズなんで、できるだけズームで撮れるレンズが欲しいですし。
もうワンランク上のSEL100400GMの望遠レンズにすると100mm~400mmまで行けるレンズもあるんですけど、さすがに高い、高すぎるのです。
100mm~400mmのズームは魅力的すぎますが、価格が倍近く違うと。
SEL700300Gのスペック上の物足りないところ
これは望遠レンズなので仕方のないところですが、F値の下限が4.5というのが少し物足りないかなと思います。
実際に使ってみても、暗いところでの撮影や、動きの速い動物の撮影だとちょっとブレたりします。
ここらへんは経験を積んで、練度をあげていくしかないですね。
あとはでかいので、レンズ交換が大変。
高いから気を使いますしね。落とさないように。
レンズ保護のフィルターも一緒に購入しました
10万円を超えるレンズなので、レンズ保護フィルターも購入しました。
レンズの口径が72mmなのでそれにあった保護フィルターを購入しました。
10%OFFクーポンがついててオトク感があったのでこれにしました。
無色透明のフィルターなので、特になにもいうところはないんですが、つけてても気にならないのでいいんじゃないかな。透過率99.5%!
フィルターをつけたままキャップもできるので、普段通りに使うことができます。
SEL70300G 作例紹介
レンズ紹介が終わったところで、実際に撮った写真を紹介していきましょう。
望遠レンズの魅力っていったら圧倒的なズームですよね。
普通のレンズじゃ寄れない、撮れない写真が撮れること。
水上にいる鳥でもレンズをちょいとひねればグイっと寄れる。
禍々しいオーラをまとったやばそうなやつが相手でも、距離をとってグイっと寄れる。
近寄れるときはめちゃくちゃアップで撮れる
距離が遠い被写体だけじゃなくて、近ければ近い分だけよりアップで撮影することが可能。
クジャクの顔のポツポツや目に映った反射までとらえることが可能!
ここまでズームで撮ったことがない、初体験の写真。
白クジャクも鼻の形やクチバシの形が同じですね。
顔のまわりのポツポツもにたような作り。
鳥以外の写真も少しだけありますので、そちらも。
物理的に離れている花の写真なんかも望遠レンズで撮れるのはいいです。
しっかりボケてくれるので玉ボケが撮れています。
SEL70300Gの気を付けたいところ!
F値が低めなので暗所での撮影がちょっと苦手な印象です。
室内撮影だと微妙なレベルで手振れが起きている写真が多かったです。
これ、室内にいたフクロウの写真なんですが、Pモードでなにも考えずに撮った写真です。
カメラのモニターだと画面が小さいのでブレに気づかなかったんですが、PCで開くと微妙にぶれています。
F値の下限が大きいということは、光をあまり取り込めないので、その分シャッター速度が遅くなり、被写体が動くと微妙にぶれてしまいます。
他の写真と比べてもシャッター速度が 1/25秒と遅くなっているのがわかります。
F値の下限が低いレンズであれば、多少暗いところでもシャッター速度がそこまで遅くならないのでブレずらい。
被写体が動かない静物であれば、三脚立ててシャッター速度が遅くても、カメラをブラさなければいいんですけどね。生き物相手だとそうもいかないわけですね。
構図が日の丸構図になりがち
ズームで撮れるレンズなので、被写体が大きく写されるため、どうしても被写体を真ん中に据えて撮ることが多くなります。
構図まで考えて撮る余裕がまだまだなくて、どうしても真ん中にドンと撮る「日の丸構図」が多くなると。
とはいっても、望遠レンズで写真撮ったら、どうしたって真ん中に撮ってしまうので、これはどんな写真を撮りたいのかを考えないと解決できませんねぇ。
いい写真が撮れれば、開眼できそうだけど、まだ経験不足です。
ピントが微妙にずれる
動物のピントを合わせる基本は「眼」になるわけですが、微妙にズレた写真がちょいちょいありました。
目を狙って撮ったつもりが、手前にあるほわほわの羽にピントが合っています。
そこを狙っているならいいんですけどね、目を狙って手前ピンになっているのがわかります。残念。
動く被写体が相手だとなかなかね、難しいわけです。
このへんがいい写真を撮れるかどうかの分かれ目ですね。
これも奥にいるカンガルー狙っているのに、手前のしっぽにピンがあっていますねぇ。
へたくそですねぇ。
レンズの問題というより、経験と腕の問題が大きいですね。
焦点距離による写真の違い
ここから望遠レンズのおもしろいところに戻ります!
SEL70300Gの良いところの1つ焦点距離のカバー範囲が広いところ。
上の写真が焦点距離70mmの一番引いた状態の写真です。
富士山と周りの草が写っています。
これが103mmで撮った写真。
富士山が少し大きくなりました。
ぐいっとよって231mm。いい感じで富士山が収まっています。
これが最大限寄った300mm。
寄りすぎな感じは若干ありますが、70mmと比較するとここまで大きく寄れるのが魅力!
同じ位置からの広角レンズ SEL24F14GM
同じ位置から広角レンズのSEL24F14GMでも撮影したので比較してみます。
24mmと300mmだと全然ちがいますね。12.5倍違いますからね。
回りが草じゃなければ、広角レンズでも良さそうですが、草生え散らかしてるこの風景だとイマイチです。
望遠レンズ SEL70300G まとめ
こんな感じで、静岡家族旅行で存分に望遠レンズでの撮影を楽しめました。
使ってみると色々わかりますね。
家族旅行の旅行記はこちらからご覧いただけます。
旅行に望遠レンズを初めて持って行ったわけですが、大きさと重さは今までにないサイズなので、気にはなりますが、リュックに入れて持ち歩いていたので、そこまで苦痛にはなりません。
ただ、レンズ交換がちと面倒だなとはやっぱり思いました。
レンズ自体がでかくて長くて重いから、テーブルなどがないところでの交換がなかなか難しいわけです。できなくはないんだけど。
望遠レンズならではの写真が撮れるのは楽しい
持ち運び、取り回しを除けば、望遠レンズならではの写真が撮れるのはやっぱり面白いですね。
FPSのゲームに通ずるおもしろさがあります。
(FPS:First Person shooter シューティングゲーム)
狙いを定めてシャッターを切る。そういうところが。
運動会までに腕を磨いておきたい
コロナの影響でどうなるかわからないのですが、例年通りであれば小学校の運動会が5月に開催されるので、それまでに望遠レンズの練度をあげておきたいと思います。
動体撮影とシャッター速度、あとはズームしたまま被写体を枠から外さないように!
望遠レンズのファインダーで被写体が動くと、よく迷子になるのでそこも気を付けたいところ。
SEL70300Gは価格に見合った良いレンズだと思います
SEL70300Gは買うまではたけぇなぁと思っていましたが、(今でもおもってるけど)
他の望遠レンズと比較すると、焦点距離の広さと価格のバランスが見合っていると思います。
ちょっと高いんだけど、そこまで高くない。
GMレンズじゃなくてGレンズっていうところが、うまいポジションだなぁと思いますね。
もっといいのが欲しければ、SEL100400GMがあるよ、というマーケティング的に絶妙な位置にあるのが、このSEL70300Gだと思います。
運動会で使えればつぎは運動会でのレビューをしたいと思います!