茨城県の観光名所 ひたちなか海浜公園
4年連続魅力のない県1位を獲った茨城県の魅力をお伝えするべく、実際に行ったことのある観光名所を紹介します。 今回は茨城県随一のフォトスポットとも言っても過言ではない人気ぶりの「国営 ひたちなか海浜公園」を紹介します。
私、趣味で一眼レフカメラ(Pentax Q7)で写真撮影を行っております。フォトスポット、写真映えする景色のあるところが好きなんですね。 このひたちなか海浜公園は春・秋・冬の季節に合計4回訪れました。
見晴らしの丘に咲くネモフィラは必見
ひたちなか海浜公園のいいところは、まず超広い。花や遊園地などの遊び場がたくさんあるので子連れでいくのにおススメです。
季節によって変わる花。これがきちんとお手入れされており、写真映えするので、毎回写真を撮りに行くのが楽しいのです。 見晴らしの丘に咲く450万本のネモフィラはすんごいキレイです。
見渡す限り青と人。よく見ると白いネモフィラやオレンジの花なども混ざって咲いています。ひたちなか海浜公園のネモフィラが咲く季節は5月。この時期はネモフィラ目当てのお客さんがたくさん訪れます。 国内のみならず、海外の観光客の方もたくさん訪れていました。
丘を埋め尽くす小さいネモフィラ。丘には道がありその道を埋め尽くす人。人と花。それであふれかえる春です。ネモフィラ以外にも春にはチューリップや菜の花なども咲いています。
チューリップも菜の花も広大な敷地を生かした、見渡す限り花で埋め尽くされた景色が広がっています。
ひたちなか海浜公園に遊びに行くなら春、それもネモフィラが満開に咲く5月初旬が一番のおススメです。
ネモフィラが終わった見晴らしの丘には、紅く色づくコキア
春には青く染まる見晴らしの丘は、秋にはコキアという木が植えられます。和名をホウキグサといい、乾燥させるとほうきになるそうです。
コキアは夏には緑へ、秋になると真っ赤に紅葉します。
ひとつひとつの木は小さく30cm~45cm程度、それが32,000本。わーっと一面真っ赤に染める景色は春とはまた違った美しさがあります。
コキアの魅力を写真で伝えるのがなかなか難しく、ネモフィラぐらい小さく群になって咲いていると色々写真の撮り方を工夫できるですが、アップでとるとイマイチ映えず、引きすぎると迫力にかける、という悩ましい景色でした。
秋のひたちなか海浜公園にはコスモスやそばの花、ススキやブタクサなどの秋の花が咲いています。
花の植え方のスケールがでかく、本当に見渡す限り花で埋め尽くされるんですよ。ひたちなか海浜公園は。
春には菜の花でいっぱいだった見晴らしの丘の手前にはそばの花で埋め尽くされ、園内のいろんなところに色違いのコスモスが咲いています。
どーんと。
こんな感じで広大な敷地を生かした、お花畑が季節に応じて入れ替わるという素晴らしい公園なんです。
花だけじゃない。昭和の匂いが残る遊園地エリアと大草原
花の咲く景色を伝えたところで、それ以外の見どころも紹介しておきます。正直、メインスポットは見晴らしの丘にさくネモフィラとコキアなんですが、ひたちなか海浜公園の中には遊園地があります。
大きな観覧車やジェットコースター、ぐるぐる回る系のアトラクションやゴーカートのようなものが楽しめる、 プレジャーエリアがあります。こちらは有料のチケット、またはパスポートを購入して楽しむエリアになっています。
このプレジャーエリアのアトラクションはそこまで充実はしていませんが、小学校の低学年くらいの子供といくとちょうどいいくらいのクオリティ。
ほかには相変わらず広大なだだっぴろい芝生エリアがあり、走り回ったり、サッカーしたり、キャッチボールや、フリスビーなど広い敷地を生かした遊びが楽しめるエリアや、バーベキューが楽しめるエリアや、アスレチック、ちょっとした遊具が設置されているエリアなどがあります。
冬に行くのはあまりおススメしませんが空はキレイです
キレイな花を咲かせる見晴らしの丘の冬の景色はどうなっているかというと、ネモフィラの種が植えられているのか、 ただ養生しているだけかわかりませんが、白いシートに覆われていて、 なにも花は咲いていません。 夕焼けの照り返しがキレイでしたよ。
私が初めてひたちなか海浜公園に訪れたのがこの冬の季節。しかも16時30分閉園なのに14時に到着するという初来園でした。 閑散としていてちょっと寂し気な冬のひたちなか海浜公園の見晴らしの丘は、海沿いにあるので浜風は冷たく、いっそう寂しげでした。
春にはネモフィラがこの丘一面に咲くと知り、絶対見に行こうと決心し、すっかりお気に入りの公園となりました。
冬の公園には冬の公園の良さもありますが、やっぱり春の華やぎにはかないません。まだひたちなか海浜公園に行ったことがない方はぜひ一度行ってみてください。
これからが楽しみなひたちなか海浜公園と環境
ひたちなか海浜公園の有料遊戯場が2019年度から運営を民間企業にゆだねるというニュースがありました。記事を見る限り、「遊戯場」と記載があるので、おそらくプレジャーエリアのみが民間運営になるようです。
19年から2年間かけて遊具などを改修してリニューアルするそうです。新しいアトラクションとか増えるといいですね。
また電車ではちょっと行きにくいひたちなか海浜公園ですが、湊線が延伸してひたち海浜公園の西口駐車場に駅ができる予定です。まだ計画段階で2024年度の開業を目指しています。
綺麗な花が咲いている公園という、一見どこにでもありそうな、どこでもマネできそうな観光資源がここまで観光客をけん引している背景にはインスタグラムによるSNS拡散と一眼レフカメラブーム、月並みないい方をすれば時代とマッチした新しくない観光名所といったところでしょうか。
今の時代、写真映えする、というのが観光名所の一番の集客力になっている気がします。SNSで写真をみて、同じところで写真を撮って、それをみた友人がまたそこに訪れる。写真好きな私としては、こういう観光名所がどんどん増えてくれると嬉しいです。