都道府県別 年間通販利用金額ランキングを見て思うこと
日本通信販売協会ことJADMAが都道府県別の通信販売利用金額ランキング調査を実施しました。その結果、1位は東京という、まぁ普通な結果でした。
通販大好き県はどこ?東京は所得も人口も多く、可処分所得の多い人が集中しているのでまぁ、当然の結果ですな。ちなみに金額は114,025円と全国平均の88,379円に対して約1.3倍だったそうです。
ランキングの上位は、
1位東京 2位千葉 3位宮城 4位京都 5位埼玉 6位大坂 7位愛知 8位福島 9位高知 10位福岡
となっています。
調査方法は47都道府県の20代から60代代の男女10,000人に聞いてみたそうです。
ちなみに最下位は石川県で70,488円でした。
なんだろ、もう一回調査したらまったく違う結果になりそうな気がしますね。大坂が6位と思いのほか低い順位になっています。
最下位だった石川県に対する矢野新一先生のコメントがなんというか秀逸なので紹介しておきます。
通販年間利用金額は東京が1位で114,025円、2位の千葉県(109,750円)を大きく引き離しています。
東京都民の利用金額が多いのは、東京が江戸時代以降、日本の中心地として栄え、目の肥えた人が多いため、いいものを買っているためです。
また上位には、2位千葉、3位宮城、4位京都、5位埼玉と大都市を抱えた県が並びました。これらの県が上位なのも、東京と同様に目の肥えた消費者が多いためと考えられます。逆に、最も少なかったのは石川。これは、加賀百万石を守るため、控えめで事を荒立てなかった歴史から、行動や判断が慎重になるきらいがあることが原因でしょう。
石川県の県民性を理解していない私が言うのもなんですが、加賀100万石を守るために控えでことを荒立てない歴史があると、通販で買い物しないんですね。そんなことあるか?
石川県は人口1,156,000人で34位、県民所得が47都道府県中、16位で2,849,000円とそんなに低いわけでははありません。
通販を利用しない理由はどこにあるのかなかなか興味深いですが、ソースもなにもなく思ったことを推測で述べてみます。 立地的に北陸の方々はあまり通販を利用しないのではないかと仮説を立てます
石川県の周りにある富山、新潟、福井も30位台と低めですね。岐阜はなぜか高い。通販大国と名高い九州をみても福岡、大分は比較的上位ですが、その他の県は低い。なんだろう、統一感がないランキングで、なんとも言えないですね。
宮城県が東北ではずば抜けて高い。これはもうわからんですね。たまたまこうなったとしか思えないランキングです。精緻なランキングを作るのであれば所得別に分けて、
年齢、性別ごとに調査するのがいいんでしょうが、そんなことそうそうできないですし。
たまたま宮城県の誰かがものすごく通販を利用する人がいたのではないかと思われます。
傾向を強引に見つけ出そうとすると大都市と言われる都道府県が上位にきてます。これは所得に応じているのかなぁ、と思います。そう考えると宮城県が3位というのは少し謎が残りますが。
なかなか興味深い結果でした。第二弾、第三弾の調査も控えているみたいなので次の調査結果も楽しみに待ちたいと思います。