SOUNDPEATSの旗艦モデル Opera 05 完全ワイヤレスイヤホンレビュー
現在私が愛用しているワイヤレスイヤホンのメーカー「SOUNDEPEATS」さんから最新の旗艦モデル「Opera05」のレビューのご依頼をいただきました。
マットなブラックにイエローゴールドの高級感あふれるデザインに仕上がっています。
SOUNDEPEATSのイヤホンは見た目がかっこいいから写真撮るのが楽しくなります。
Opera05の同梱物一式
Opera05にはイヤホン本体、充電ケース、USB-TypeCのケーブル、イヤーチップ3種(S/M/L,Mサイズが本体に装着済み)、取り扱い説明書がついています。
必要なものはすべてそろっているので、すぐに使えます!
SOUNDEPEATSについて
SOUNDPEATSは、中国のシリコンバレーと呼ばれる深セン(深圳)に拠点を構える「イヤホン一筋13年」のメーカーで、日本やアメリカなど世界30ヵ国以上で販売されています。
私はSOUDEPEATSのワイヤレスイヤホンを2種類持っていまして、「Capsule3 Pro」と「Mini Pro HS 」どちらもデザインが良く、音もいい。
なのにリーズナブルな価格というオススメのイヤホンです。
SOUDEPEATSのイヤホンのデザインはシンプルな形状なのに、高級感あふれるデザインと、どことなくセクシーな印象があります。
SOUNDPEATSの旗艦モデルの実力とは!
私は結構昔からワイヤレスイヤホンを愛用してまして、2,000円位のリーズナブルなイヤホンから、31,000円するソニーの高級イヤホンまで試してきました。
今回のSOUDEPEATSのOpera05の写真撮影を行って、耳に入れて音を聞きました。
SOUDEPEATSののイヤホンも3個目なので、音の感じというか、イヤホンの実力はある程度わかっているわけですよ。Opera05は初めてだけど。
しかも旗艦モデルと銘打たれたモデルです。英語でいうとフラッグシップモデルですよ。最上位モデル。
音が悪いわけがない!
臨場感ある音が高音質で楽しめる!
レビュー用に色々なジャンルの音楽を聞くようにしているんですが、ジャンルを問わず一貫して感じた感想が「音の臨場感を感じる」という点です。
SOUNDEPEATSのイヤホンの好きなところは、音のバランスが凄くいい点なんですね。
これは、どのモデルでも恐らく大きな違いはないと思います。
高音や重低音に特化しているような音作りではなくて、聞いてて心地よいバランスでしっかり聞かせてくれるイヤホンです。
で、Opera05はそれに加えて、臨場感を感じるんですよ。
平凡な言い方をすると音の解像度が高い
よく言う言い回しを使うと、「音の解像度が高い」ということなんですが、もう少しかみ砕いて言うと、安物のイヤホンでは耳に入らない音が聞こえる点。
楽器のなり始めと消えていく音の余韻や、ボーカルの人の歌をうたう前の呼吸音、ギターの弦に指が触れる音、そんなちょっとした音がさりげなく聞こえてきます。
要するに、そういう意図して入れたわけではない音も聞こえてくるほど、音の解像度が高いというわけです。
音の良さを裏付ける贅沢なドライバユニット
Opera05で音楽を聴いた私の主観で話をしてきましたが、Opera05は旗艦モデルにふさわしいスペックを備えています。
イヤホンの音を鳴らす装置であるドライバーユニットは合計3基搭載しており、12mmのダイナミックドライバー×1と、バランスド・アーマチュア(BA型)ドライバー×2基。
ダイナミックドライバーユニットは口径が大きいほど重低音に迫力が増します。
Opera05に搭載されているドライバユニットは12mmと大口径のものが採用されており(小さいものだと5~6mm)、重厚感ある重低音はこのドライバユニットの利点がよく出ています。
バランスド・アーマチュア(BA型)ドライバーの役割
こちらのドライバユニットは、クリアで明瞭な音を奏でるのに使われているユニットです。
ユニット自体が高価であるため、上位モデルのイヤホンやモニターヘッドホンなどに使用されるユニットです。
私が愛用している「Capsule3 Pro」にはこのバランスド・アーマチュア(BA型)ドライバーはたしか搭載されていなかったと思います。
聞き比べたときの音の違いはこのあたりのユニットによる差が大きいのかもしれませんね。
迫力のある重低音は「ダイナミックドライバ」が担い、解像度を感じる音の明瞭感は「バランスド・アーマチュア」が担っていると。
最大-30dBのノイズキャンセルももちろん搭載
SOUNDEPEATSのワイヤレスイヤホンがコスパが良いと言われる理由に、音の良さに加えて優れたノイズキャンセルがあります。
ANC(アクティブ・ノイズ・キャンセル)といわれるノイズキャンセルは、名前ばかりのノイズキャンセルではなく、実際に騒音が聞こえなくなります。
もちろん全くの無音の状態にはなりませんが、ホワイトノイズといわれる生活音はもちろん、日常に溢れる騒音を感じなくなります。
私はラジオを聞きながら仕事をしてるんですが、イヤホンレビューの際にラジオを消し忘れてそのままOpera05で音楽を聞いていました。
イヤホンを外すまでラジオが付きっぱなしだったことに気づきませんでした。
そこそこの音量のラジオが全然気にならないくらいノイズキャンセルが効いています。
ENCノイズキャンセルで通話もクリアに可能
Opera05はマイクも搭載しているので、スマホの通話にも使えます。
Bluetooth搭載のPCであれば、PCにつないでオンライン会議にも使えるわけですね。
ENCのノイズリダクションは最大-50dBとなっており、雑音のないクリアな音声で通話ができるそうです。
私はスマホの機能の中で一番電話を使わないので、まだ試せてないのですが、今度オンライン会議の時に使ってみたいと思います。
ハードだけでなくソフト面でも充実
Opera05はLDACコーデックに対応しています。
LDACコーデックというのはソニーが開発した高音質なコーデックです。
私のスマホはソニーのXperiaを使っており、このコーデックにも対応しているため、非常に良い音で聞こえます。
さらに日本オーディオ協会によるハイレゾ認証取得済みで、ハイレゾ音源にも対応。
ドライバなどのハード面ばかりではなく、ソフトの面でも良音な理由があるわけですね。
専用アプリでイコライザーの細かい設定も可能
SOUDEPEATSには専用アプリがあり、アプリを使えばイコライザから設定変更も可能です。
音楽のジャンルに併せたプリセットも豊富にあります。
と、言いつつ私はデフォルトの設定で満足しているのでつかったことがありません。
このへんは好みの問題だと思いますので、バランスを自分好みに変更できるのは嬉しいですね。
専用充電ケースも高級感があり非常に美しい
Opera05の本体と同じく、ケースのアクセントカラーに光沢感のある「イエローゴールド」があしらわれています。
ケースの充電はもう完全に一般的になったUSB Type-Cを採用。
Type-Cだと上下を気にしないで挿せるからいいですよね。
ケースに入れた状態もかっこいい
充電ケースに入れると、ケースとイヤホンの一体感が生まれて凄くかっこいい。
ケース内部にも大理石のようなマーブル模様があしらわれてますよ。
フタ閉じたら見えないのに、細部までこだわりを感じます。
再生時間は最大33時間のロングバッテリー
ワイヤレスイヤホンの弱点になりがちなのがバッテリー容量。
ちょっと前のモデルだと連続再生時間が短く、バッテリー持ちが気になりましたが、Opera05は十分な再生時間を備えています。
ワイヤレスイヤホンは、イヤホン本体の電池に加えて、ケースにしまうことでイヤホン本体が充電されます。
その合計が最大33時間再生と。
イヤホンのみでも最大9時間の再生時間
フル充電の状態でイヤホンの再生時間がたっぷり9時間あります。
現実的に9時間もつけっぱなしで聞き続けることはないと思いますので、十分すぎるほどの再生時間を持っていますね。
ここの最大値はANC(ノイズキャンセル)をオフにした状態での稼働時間となりますが、ANCをONしても7時間以上は稼働できるので十分なバッテリー容量を備えています。
10分の充電で約1時間の再生も可能
万が一イヤホンの充電が切れてしまっても10分間の充電で1時間の再生が可能!
ちょっとしたスキマ時間に10分充電できれば、とりあえず1時間は使えるというのはありがたいです。
ケースサイドのボタンはリセットボタン
充電ケースのサイドに丸いポッチがついていてなんだろうと思っていたのですが、説明書を見ると「リセットボタン」とのこと。
イヤホン本体を収納した状態でフタを閉じ、このボタンを10秒間押し続けるとリセットされます。
ちょっとした不具合などが発生したらこの機能をつかうと思われますが、今のところまだ使ったことはありません。
操作方法
ワイヤレスイヤホンのサイドのゴールドの部分をタップすることで操作を行います。
SOUNDPEATSの他のイヤホンと同じ操作方法で利用できます。
用途 | 操作方法 |
---|---|
電源ON | イヤホンを1.5秒ロングタップ |
電源OFF | イヤホンを10秒ロングタップ |
再生/一時停止 | イヤホン素早く2回タップ(左右どちらでもOK) |
曲送り | 右側のイヤホンを1.5秒ロングタップ |
モード変更 | 左側のイヤホンを1.5秒ロングタップ |
音量UP | 右側のイヤホン1回タップ |
音量DOWN | 左側のイヤホン1回タップ |
Siri/Google起動 | 右側のイヤホンを素早く3回タップ |
電話を受ける/切る | イヤホン素早く2回タップ(左右どちらでもOK) |
着信拒否 | 着信中、イヤホンを1.5秒ロングタップ |
通話切替 | 通話中、イヤホンを2秒ロングタップ |
よく使うのは、音量操作と、モード切替なので、とりあえずその2つを覚えておけば基本大丈夫です。
映像と音声の遅延について
私の使っていた「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」にはゲームモードという映像遅延を抑える機能がついていたのですが、Opera05にはその機能がないみたいです。
映像遅延がどうなのかと気になって動画視聴をしてみました。
ちょいと遅延あり 0.1秒くらい
アニメとドラマとYoutubeで確認したのですが、大幅な映像遅延は感じないものの、微妙に音声が遅れて聞こえます。
そこまで違和感は感じないものの、口と音声が0.1秒くらいですかね、わずかに遅延は感じました。
映像視聴に使えないというほどの遅延ではないので、気にしなければ特に問題ありません。
SOUNDPEATS Opera05まとめ
フラッグシップモデルということで、従来のSOUNDPEATSのワイヤレスイヤホンと比較して価格は高めに設定されていますが、それに見合った高音質のイヤホンです。
他社のハイエンドモデルだと2万~3万円、もしくはそれ以上するものが多くある中で、この価格帯でこの音質は非常に嬉しい一品。
SOUNDPEATS Opera05
- 旗艦モデルにふさわしい最高の音質!
- 高級感あふれるデザイン!
- 音にクセがなくいい音で聞ける!
- 長時間の稼働時間&急速充電あり!
- ノイズキャンセルももちろん搭載!
価格以上の満足感がある!
ちょっといい音で音楽を聞きたいけど、高すぎるイヤホンはちょっと手が出しづらい、というユーザーにはピッタリなワイヤレスイヤホンです!
いい音で音楽を楽しめるのは、本当に幸せです!